日本の農業関係団体や農林水産省が全力を挙げて阻止しようとしている環太平洋経済連携協定(TPP)で、農業に関する最大の争点は言うまでもなくコメにある。ウルグアイラウンドをはじめ、これまでの貿易自由化の動きに際しての姿勢と何も変わってはいない。だが、アジア域内でみれば日本がコメ輸出国になる道も静かに開け始めている。ポイントは「ジャポニカ」と「水」にある。コメは大きくジャポニカ種とインディカ種に分け
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