太陽系を通過することがわかった初めての恒星間天体オウムアムアの想像図。この珍しい天体は、米ハワイ州にあるパンスターズ1望遠鏡によって、2017年10月19日に発見された。その後に世界中の天文台が観測を進めた結果、太陽系でよく見つかる天体とはまったく違うものであることがわかっている。︵ESO/M. KORNMESSER︶ 2017年後半、奇妙な葉巻形天体オウムアムアが、はるか彼方からやって来て太陽系を通過していった。謎に包まれたこの天体の起源は、恒星に近づきすぎた天体がバラバラに破壊された後の破片かもしれない。新たな研究成果が、4月13日付けの学術誌﹁Nature Astronomy﹂に発表された。︵参考記事‥﹁太陽系の外から飛来した天体を初観測、歴史的発見﹂︶ 米国ハワイ、ハレアカラ天文台の﹁パンスターズ・プロジェクト﹂チームが最初にこの天体に気づき、ハワイの言葉で﹁遠方からの最初の使者﹂
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