さて、前の記事 でとりあげた、日本産科婦人科学会等9団体による﹁学校教育における健康教育の改善に関する要望書﹂ にはもうひとつ、﹁図2妊娠・出産に関する知識︵国、男女別︶﹂という国際比較のグラフものっている。これはカーディフ大学のジャッキ−・ボイバン教授を中心とする﹁スターティング・ファミリーズ﹂調査︵または﹁International Fertility Decision-making Study﹂︶によるグラフであり、﹁妊娠・出産の知識レベルが、日本は世界に比べ低い水準にあるという研究成果﹂として提示されている。このグラフは、2015年の﹁少子化社会対策大綱﹂において、数値目標を定めるのに使われた。 http://www.jfpa.or.jp/images/paper/201503_01_z2.gif 3月17-18日に上智大学で開催の第61回数理社会学会大会では、この調査を批判する