90歳以上が抗体保有か 新型インフルエンザの遺伝子検査をする様子=2009年5月2日、英国・サウサンプトン【時事】 東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームは、90歳以上の高齢者は新型インフルエンザに対する抗体を持っている可能性が高いが、それより若い世代はほとんど持っていないことを明らかにした。論文は7月13日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。 河岡教授らは、マウスやカニクイザルなどのモデル動物を使い、新型インフルエンザウイルスの増殖性や病原性を調査。通常のインフルエンザに比べて肺での増殖効率が高く、重篤な症状を引き起こしやすいことが分かった。 さらに、新型ウイルスが登場する以前の1999年に採取された血清を使い、新型ウイルスへの抗体を調べたところ、スペイン風邪が流行した1918年以前に生まれた世代のみ、抗体を保有していた。 また、研究チームは、抗インフルエンザ薬タミフル
厚生労働省による毎月勤労統計の不正に端を発した政府統計の問題は、論点が多岐にわたり、国会での審議も収拾がつきそうにない。弥縫策で取り繕ってきた統計部署の予算・人員不足の限界が露呈し、届出なしの調査方法の変更といった統計法違反に該当する事例や、ケタ違いのチェック漏れによる修正など、次々と不正やミスが発覚している。 不正・ミスの再発防止には、経緯や動機などを確認する必要があるが、厚生労働省の「毎月勤労統計」をめぐる統計不正の再調査を行った特別監察委員会には、第三者性・中立性の疑いがあり、不正発覚から2カ月以上が経過しても、信頼に足る報告書が作成されていないという異常事態になっている。 監察委の報告書に第三者委員会がダメだし 監察委が1月22日と2月27日に公表した報告書は、散々な内容だった。本来全数調査が必要な大規模事業所について2004年から東京都だけ抽出調査した理由を、「客観的資料が見当た
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東京大学名誉教授 竹内 啓 国土交通省において、不正な統計作成が行われていたことが明らかになりました。これに先立って、3年ほど前に厚生労働省の統計について不正が行われていたことが明らかとなり、それをきっかけに政府統計に関する総点検が行われるようになりました。 その後、多くの省庁の統計作成の過程で、不適切な処理が行われていたことが明らかとなって、是正措置が取られたのですが、その中でも国土交通省の統計不正は明るみに出ることなく、続けられていたことについては、ただ呆れるばかりです。 国土交通省では先日、責任者の処分がなされましたが、きょうはこのような統計不正が起こる背景、その構造的な原因について考えてみたいと思います。 それは現場で長年の経験を積んだベテラン職員がいなくなり、また統計部課の管理職に、その省庁の一般的な人事問題の一部として、統計に関する経験も知識も持たない人がなるという状況が起こっ
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