テクノロジー系メディアに限らず、バラエティやドキュメンタリーなどテレビ番組にも出演し、メディアで目にしない日はないほどの人気を博す筑波大学学長補佐の落合陽一氏。先日開催された富士通のAIやIoT活用をテーマにしたイベントに登壇。テーマはAIやシンギュラリティ、そして教育、社会課題、研究テーマ﹁計算機自然︵デジタルネイチャー︶﹂の意義……。話題は多岐にわたった。50分の独演の中から8つの話題をピック、落合氏の﹁頭の中﹂をのぞく。 近代は、一人ひとりが多くの人間のために﹁標準化﹂した、いわゆる人間らしい社会をつくることに必死で、それがテーマでもありました。その結果、僕たちは﹁統一化﹂されてしまったのです。テレビなどのマスメディアはいい例で、皆が似たような感性や思考となってしまいました。