﹁地下鉄は複雑すぎてわからないし、駅員さんに聞いても英語が全然通じなくて……﹂。ドイツ人女性︵41︶は東京・大手町駅で途方に暮れた。調査で圧倒的な1位だったのは、語学障壁の高さだった。 ﹁飲食店に英語表記のメニューが少ない。せめて写真を載せてほしい﹂︵オーストラリア人24歳女性︶ ﹁ホテルのテレビに英語チャンネルがなく、子どもたちの不満が爆発﹂︵オーストラリア人男性48歳︶。2位の﹁無料Wi―Fiの整備の遅れ﹂を指摘したのは、回答者の約3割。最近では街中で﹁フリーWi―Fi﹂の表示を見かけることも増えたが﹁ほかの国に比べ少ないし、使いにくい﹂︵オーストラリア人59歳女性︶。 店内で無料Wi―Fiが使えるとうたう店でも、事前に別途ネット接続をしてアカウント開設が必要だったり、プロバイダー契約が必要だったりという具合だ。 Wi―Fiが使えるという条件で宿を探したのに、使えたのはロビ