貧困とネットカフェに関するrikuzen_gunのブックマーク (2)
-
格差社会、子どもの貧困、貧困の連鎖。ここ数年、これら貧困が大きな社会問題となっている。同時に女性の貧困もさかんに取り上げられるようになり、なかでも今年1月に初回放映された﹁あしたが見えない~深刻化する“若年女性”の貧困~﹂︵﹃クローズアップ現代﹄NHK総合︶は大きな話題となった。また、この問題を取り扱う書籍も多く出現している。 しかし貧困女性の存在がメディアなどで取り上げれば取り上げられるほど、そこから“除外”される女性たちがいる。それがセックスワーク︵売春や性風俗産業︶に埋没する﹁最貧困女子﹂だ。 その実態を描いたルポ﹃最貧困女子﹄︵幻冬舎︶は、衝撃的だ。著者は犯罪現場の貧困をテーマに、裏社会や触法少年・少女たちを取材し続ける鈴木大介。本書が衝撃的なのは、セックス産業に従事する貧困女性の問題はもちろん、それ以上の“タブー”にまで踏み込んでいるからだ。 それは﹁精神障害・発達障害・知的障害
-
5年ほど前、﹁貧困﹂が新たな社会問題としてクローズアップされはじめた時には﹁いくら不況とはいえ、GDPが世界第2位の日本でまさか……﹂と誰もが思ったことだろう。それから数年を経て、日本に貧困問題が存在していることは一般に認知されてきたものの、今のところ抜本的な改善策が講じられていない。それどころか、長引く不況にデフレ、円高が重なり、事態は徐々に悪い方へと進んでいる。 ﹁高齢者に手厚く、若者に厳しい﹂という日本の支援制度の特徴を反映するように、これまでの貧困問題はとくに20代〜40代の若年層をイメージして語られることが多かった。ニート、フリーター、ネットカフェ難民、ワーキングプア……次々と現れる新しい貧困層の存在に社会は動揺し、彼らを定義するために多くの言葉が生まれた。 しかし、もはや貧困問題は子どもさえ例外ではない。﹃ルポ 子供の貧困連鎖 教育現場のSOSを追って﹄︵光文社︶は、保育園から
-
1