![この一年の話(後編)|小野マトペ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1cdf93881f4e8ada450e813c806de0c6199f83b1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fd2l930y2yx77uc.cloudfront.net%2Fproduction%2Fsocial_images%2Fa0a1ed3ed72b9c09f7e07939cc4ce6f6707a489e.jpg)
本年7月18日に起きた京都アニメーション放火殺傷事件はその被害の悲惨さ、トップクラスの人気を誇るアニメスタジオへの犯行といったことから、社会の大きな注目を集めた。 中でも議論を呼んだのは、犠牲者の実名報道への是非であった。京都府警が8月2日に被害者の実名公表を10名にとどめたことは、マスコミから大きな批判に晒され、逆にそのマスコミの姿勢に対してネットで非難が寄せられている。過去にも実名報道を巡る議論は度々起きていたが、今回は被害企業である京アニ側が早い段階で警察・報道へ実名公表・報道を控えるよう要請し、明確に意思表示したことも大きいだろう。 今回のこの企画では、マスコミや個人といった様々な主体が実名報道について語るものだが、そもそも議論の前提となるファクトの整理が不十分であるように感じられた。そこで本稿では、議論や分析の前に、京アニ事件における犠牲者の実名報道について、マスコミ、京アニがど
京都アニメーションが、9月6日に公開される『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』に全スタッフの名前をクレジットすると発表した。 「京都アニメーション」の新作映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形-」が全国で公開されます。同作品は放火殺人事件の前日に完成。同社は「災禍に見舞われたスタッフを含め、制作に参加した全員の生きた証しです」とのコメントを出しました。https://t.co/4mfUSooAAw — 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2019年9月4日 前提として、こちらが京アニ側の大まかな発表内容。 ●9月6日に公開される「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -」に京アニの全スタッフ名をクレジットする ●事件の犠牲者もクレジットされることになるが、特掲等を行うものではない(おそ
京都アニメーション火災現場で犠牲者の冥福を祈る人たち(7月27日、京都市伏見区) 事件発生から2週間が経過し、京都府警捜査本部が2日、「京都アニメーション」第1スタジオ放火殺人事件の犠牲者の氏名を公表した。殺人事件としてはきわめて異例なかたちの公表となった。男女35人が死亡した惨事で、府警が発表したのは10人。残る犠牲者25人の氏名を京都府警はDNA鑑定などで特定しているものの、遺族との公表などを巡る調整を踏まえ、見送ったとみられる。 約70人がいた火災現場から次々に京アニの社員が救急搬送され、当初は安否情報が錯綜する中で、京都府警は、遺族らの心情に配慮しながら、DNA鑑定への協力を求めるなどし、犠牲者の身元の公表時期や方法について、慎重に検討してきた。事件発生から1週間近く経ってからようやく、その時点で亡くなっていた34人の身元の特定に至ったこと自体、異例のケースだ。 8月2日の氏名公表
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