渡辺信一郎の﹁江戸の性愛術﹂という本は、道後︵今の愛媛県︶の遊女屋の主人によって門外不出の秘伝として1752年に書かれた遊女の性技指導書﹁おさめかいまいじょう﹂についての解説本で、その中に江戸時代の遊女のテクニックとしてフェラチオとパイズリの技法について解説されている。江戸時代には既に﹁吸茎﹂ないし﹁口とり﹂という名で実践されており、その事については以前にも取り上げたことがあるけれど、250年も前の日本にパイズリまであったとは正直ちょっと驚き。 まずはパイズリのテクニックについて。 ちちの大けなるおやま、両ちちに挟み、其の中にまらを入れる。中々に気遣らねば、心得て両ちち持ち、ちち底までまら入れず、指をまらのつけ首つり皮に当て、ちちと一緒に擦り上げるなり。それにても気遣らざる時は、両ちちの首、両ちちの中に入れ、おのれがちちを揉み、ちち汁少し出して、まら受けするなり。 ちち汁というんは母乳のこ