「ブルートレイン」の愛称で親しまれた国鉄(JR)の寝台列車の引退車両を利用した宿泊施設が、香川県観音寺市内にオープンして1年が経った。3両しか製造されなかった全室2人用個室のデュエット車両という貴重な車両に泊まれると話題になったが、利用者数の伸びは今一つ。新型コロナ禍の影響なども重なったが、運営者の岸井正樹さん(63)は、利用拡大に向けて対策を模索中だ。「見通しの甘いところがあったが、貴重な車両に泊まれる機会を残せるよう、踏ん張りたい」と力を込める。 少年時代のあこがれが原動力「四国遍路の駅オハネフの宿 なは 瀬戸」は令和5年4月、四国八十八カ所霊場第66番札所、雲辺寺(徳島県三好市)につながる雲辺寺ロープウェイ山麓駅(観音寺市)の第2駐車場にオープンした。宿泊できるのは平成20年まで京都-熊本駅間で運行されていた「なは」のデュエット車両と、側面に横1本の銀帯が入った「瀬戸」(平成10年に
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