毎年冬になると、﹁インフルエンザ予防によい食品﹂というニュースがテレビや雑誌、ネットなどで流れます。今冬の新顔は紅茶でした。インターネットでは強く批判されましたが︵米国国立衛生研究所で研究中の病理医研究者のブログ、五本木クリニック院長ブログ︶、信じ込んで紅茶をがぶ飲み、という人もいたようです。 おなじみなのはヨーグルトの乳酸菌。でも、私から見れば、乳酸菌も根拠は希薄なのです……。なんて思いながら企業サイトを調べていて、すごいのを見つけてしまいました。 ヤクルトの販売会社の﹁インフルエンザ予防﹂というページでした。免疫力アップの方策として﹁乳酸菌 シロタ株を摂取する!﹂と明記してありました。 ヤクルト=乳酸菌シロタ株というのが消費者の認識でしょう。つまり、ヤクルトを飲めばインフルエンザを予防できるということ?2月20日(水)、(株)ヤクルト本社広報室に文書で問い合わせをしたところ、22日に