恐れられていた事態が現実になろうとしている──。 映画ファンから熱狂的支持を集めると期待された伝説的SF映画「ブレードランナー」の続編の上映が米国で10月6日金曜日からスタートしたが、客の入りはパッとしない。 1億5500万ドル(約175億円)という巨額な製作予算を投じて作られた「ブレードランナー2049」が、初週末(土曜日まで)に稼げたのは3150万ドル(約35億円)だった。しかも、この金額は5日深夜の先行上映の400万ドルを含めての数字だ。 ハリソン・フォードとライアン・ゴズリングらが主演を務めた「ブレードランナー2049」の成績は、「キングコング:髑髏島の巨神」(3月公開、初週末の興収6100万ドル)の人気に遠く及ばない。この成績は同じく不発だった「エイリアン: コヴェナント」(5月公開)の初週の3600万ドルを下回ることになる。 制作会社のアルコン・エンターテインメントと配給元のソ
『ブレードランナー 2049』米国で予想外の低調スタート、その理由とは?現地メディアが複数推測 『ブレードランナー 2049』コンセプトアートより。(C) 2017 Alcon Entertainment, LLC., Columbia Pictures Industries, Inc. and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. 2017年10月6日(現地時間)、映画『ブレードランナー 2049』が米国にて劇場公開された。 リドリー・スコット監督による傑作『ブレードランナー』(1982)の35年ぶりの続編、今をときめくライアン・ゴズリングの主演、前作に主演したハリソン・フォードの復帰、そして監督は『ボーダーライン』(2015)や『メッセージ』(2016)で抜群の力量を評価されたドゥニ・ヴィルヌーヴ。盤石な布陣を揃えての
ルーク・スコット監督による短編映像『2036:ネクサス・ドーン』の全編が公開された。 映画『ブレードランナー』の監督リドリー・スコットの息子であるルーク・スコットが手掛けた同作は、『ブレードランナー』と新作『ブレードランナー 2049』の間の「空白の30年」のエピソードを描く3本の短編映像の第2弾。先日第1作として渡辺信一郎監督による短編アニメーション『ブレードランナー ブラックアウト 2022』が公開されていた。 2036年の世界を舞台にした『2036:ネクサス・ドーン』では、『ブレードランナー 2049』でジャレッド・レトが演じているレプリカントの創造主ウォレスをフィーチャー。陰謀を目論む科学者で、レプリカントの新たな創造主となるウォレスが、レプリカント製造禁止法に反して作り出した新型レプリカント「レクサス9」について語る姿が捉えられている。 この映像では、顧客の要望に応じた寿命を持つ
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