福岡市内で行われる炊き出しに並ぶ人たち。男性︵51︶も路上生活になってからは、ここでしのいだ=1日午後9時半すぎ7月上旬、福岡市内のファストフード店。注文しなくても入れる飲食スペースで、路上生活を始めて間もない男性︵51︶は客が食べ残したポテトをつまんだ。食べ物を口に入れるのは4日ぶりだった。 ︻画像︼生活保護費の仕組み もともとはサラリーマン。独身で年収は1千万円台。営業成績が1位になり、海外の本社で表彰されたこともある。3年前、リズムが崩れた。﹁心がプツッと切れた﹂。心臓病や糖尿病も患い、出社できなくなって4月に辞めた。 退職金はない。失業手当は会社との手続きが苦痛で申請していない。心身の不調でよく考えることができないまま、コロナ禍で苦しむ知り合いの飲食店主の求めで750万円もの大金を貸してしまった。それが、路上生活の引き金になった。 ﹁雇ってください﹂。従業員募集の張り紙を見つける
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