担当編集者が語る!注目翻訳書 第6回 ﹃誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性﹄ 著‥ セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ、訳‥酒井泰介 光文社 2018年2月出版 ごくたまにだが、企画検討のために読み始めた原稿にひきこまれて、ついつい最後まで読んでしまうことがある。それが必ずしも、有名な著者の話題作であるとは限らないから面白い。 翻訳書の編集者とはいえ、本一冊分の原稿を読むのは難儀だ。わからない単語もたくさんあるし、どうしても意味のわからないところもある。それでも面白い原稿には、辞書と首っ引きで読ませるだけの力があるものだ。そういう原稿に出会うと嬉しくなって、どうしても版権を取得したいと意気込むことになる。 ﹃誰もが嘘をついている︵原題‥Everybody Lies︶﹄もそんな本の一つだ。﹁これは版権も高くなるかも!﹂と鼻息荒く︵しかし慎ましい金額で︶オークショ
![『誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性』|翻訳書ときどき洋書](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9be0ba6ba84344b557c518e10d3df876b265dd3f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F7197518%2Frectangle_large_type_2_4b25df6b8cd62e64650173eaf663166f.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)