昔、個人のウェブサイトをホームページと呼んでいた頃に、 ﹁Sorry, this page is Japanese only﹂というフレーズをよく見かけた。 これは﹁このページは日本語だけです﹂というお断りの言葉だ。 もちろん、この言葉は日本人ではなく、迷い込んできた非・日本語圏の人間に対して発せられている。 このようにホームページは﹁世界﹂に開かれているということを意識して作られていた。 昔、ネットサービスの会社はこんなCMをよく打っていた。 ﹁ニューヨークの兄と簡単に連絡がとれる﹂﹁オーストラリアの友人とチャットができる﹂ このころのネットは世界と繋がれることを思考していた。 ホームページにはよく﹁English﹂というリンクがあり、海外向けにもコンテンツを置いていた。 この頃、評論家の立花隆は﹁インターネットはグローバルブレイン﹂と言って、海外サイトの紹介をしていた。 それがいつしか
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