2020年、現代ビジネスで反響の大きかったベスト記事をご紹介していきます。3月12日掲載︿﹁明日殺されるのに…﹂獣医大の驚くべき実態、学生たちの苦悩﹀をご覧ください。 実習にショックを受ける学生たち ﹁外科実習の前日に実験犬を犬舎から外に出すと、しっぽを振って大喜びします。翌日には殺されるのに……切ない﹂﹁バケツにどんどん死体を捨てた﹂――。 憧れの獣医師になるために大学に入ったら、犬、牛、鶏、ラットなど多くの実験動物を傷つける実習にショックを受ける学生がいる。 最近は、動物が本来の行動ができて幸福な状態であるべき﹁アニマルウェルフェア﹂︵動物福祉︶を重視し、健康な動物を傷付ける実習を減らして練習用の模型など代替手段を取り入れ、治療を要する動物の臨床実習に力を入れる大学が出てきた。 しかし一方で、狭くて汚いケージに実験動物を閉じ込め、麻酔の失敗で動物が苦しんだり、術後のケアも不適切だったり
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