大学と林業に関するshichiminのブックマーク (11)
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筑波、信州、静岡、山梨の4大学が連携し、山を総合的に管理できる専門家の育成に来春、乗り出す。気候変動や林業の衰退で国内の山も影響を受けており、幅広く課題を解決できる人材を育てるのが目的だ。プログラム自体が世界的にも珍しいといい、担当者は﹁将来的には知見を世界に輸出したい﹂と意気込む。4大学が始めるのは﹁山岳科学学位プログラム﹂という大学院生向けの教育課程。山岳をめぐる様々な授業が用意され、1年次では地形や気象、生物多様性、地域経済などの基礎を学ぶ。地球温暖化の影響を演習林で調べるなどの実習は1、2年次ともにあり、必修と選択を合わせると、計100以上の授業がある。 学生はいずれかの大学に属しながら、他大学の授業も映像システム経由で受けることができ、単位も取れる。4大学が共同で行う授業もある。筑波大は来春から新学位の﹁修士︵山岳科学︶﹂を用意するが、他の3大学も検討中だ。募集人員は計40人で
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九州工業大学が開発を進めている森林管理のためのドローン︵右上︶と、自律走行で下草刈りをする四輪バギーの完成イメージ図=同大提供 九州工業大学︵北九州市︶は、高齢化が進む林業の作業効率化に最新のロボット技術を役立てようと、森林管理のための小型無人機ドローンと、下草刈り作業をする無人バギーの研究開発を進めている。2017年にも実用化を目指す。更なる技術向上を狙って、16年4月に森林内を飛行するドローン競技会を大分県由布市で初めて開く予定だ。 林業は、実際に人が山に入って木の高さや幹の太さを計測し、木材としての価値を評価している。下草刈りも単調できつい仕事だ。森林・林業白書によると、林業従事者の高齢化率︵10年︶は21%で、全産業平均と比べて2倍という高水準になっており、森林内での現場作業は負担が大きくなっている。
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﹁里山﹂の言葉を生んだ森林生態学者で京都府立大学長などを務めた京都大名誉教授、四手井綱英︵しでい・つなひで︶さんが26日、肺炎のため亡くなった。97歳。葬儀は親族のみで行う。喪主は妻淑子︵よしこ︶さん。 京都市生まれ。今西錦司らと共に京都大学士山岳会を結成した物理学者の故四手井綱彦・京都大名誉教授は次兄。妻の淑子さんはキノコ研究者でエッセイスト。 京都帝国大農学部林学科を卒業後、農林省林野庁林業試験場技官を経て1954年、母校の教授に就任。﹁造林学の基礎は生態学﹂との理念から、日本の大学で初の﹁森林生態学講座﹂を開講した。その後、日本モンキーセンター所長などを歴任。 戦後の林業政策を﹁木材生産一辺倒﹂と批判。森を一斉に伐採し杉やヒノキを植える﹁皆伐一斉人工造林﹂や大規模な林道開発に警鐘を鳴らした。晩年まで各地の自然保護活動にかかわり、ワシ、タカなど野鳥の保護でも積極的に発言した。 林学では
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日本における森林生態学の草分けで、自然保護の指導的な存在だった京都大名誉教授で元京都府立大学長の四手井綱英︵しでい・つなひで︶さんが26日、肺炎のため死去した。97歳だった。葬儀は近親者だけで営む。喪主は妻淑子さん。 京都市出身。幼いころから山に親しみ、京大農学部林学科を卒業。秋田営林局に入った。1954年、母校・京大の教授に。﹁生態学の助けを借りなければ、造林に関する基礎的な研究はできない﹂と、教室の専門科目名を﹁造林学﹂から﹁森林生態学﹂に変更した。﹁里山﹂という言葉の提唱者であり、科学的な森林研究の基礎を築いた。 75年に京大を退官したあと、日本モンキーセンター所長を経て、80年から6年間、京都府立大学長を務めた。その後も、和歌山県新宮市の﹁浮島の森﹂や大阪府と和歌山県の境にある葛城山系のブナ林保全など、自然保護の指導者として精力的に活動。98年に南方熊楠賞を受けた。
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