世界各地の世界金融危機発の世界同時不況は、明々白々たる総需要不足の不況。それに対応するのは、財政政策と金融政策が中心。資本市場や労働市場の効率化を図る政策はこの総需要不足の解消には役立ちません*1。 で、日本もそうですがアメリカや英国などでもデフレの危機もしくはその深化が予想されています。これを回避して低インフレ状態︵最終的には1〜3%のレンジ内、ただしデフレからの脱却過程ではそのレンジ以上になってもかまわない︶かつ低失業率にもっていくのが﹁リフレ政策﹂。リフレ派は日本だとなぜかネットのジャーゴンになっているわけだけど 笑 ただ単にあたりまえの不況脱出政策の総称。目的︵低インフレかつ低失業︶のため採用される財政政策・金融政策のメニューは豊富。以下は拙著﹃経済論戦の読み方﹄で一覧あげたもの︵本書は残念ながらいま品切れ。また04年末当時のものなのでいまこれのリニューアル版を考えています︶。 ○
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