政策と都市計画に関するshichiminのブックマーク (3)
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気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン これまで3回にわたって米国と日本の住宅ローンの歴史と経緯についてお伝えしてきました。米国のノンリコース︵借主責任限定型︶による住宅ローンの記事に対しては、その生い立ちと効用について、多くの方々よりご意見を頂きました。最もご理解いただきたいのは、ノンリコースが前提で企画された分譲地づくりと住宅の建築が、資産価値を持続する街並みを支えてきた点です。 一方、個人のクレジット︵信用︶を中心とした住宅ローンが主流の日本では、街づくりも住宅の建築も﹁販売が中心﹂となるため、目先の流行を取り入れたデザインで開発・建築され、普遍的な街づくりがなし得ませんでした。欧米で言うところの借主と貸し手の責任が、借主だけに偏ることになってしまったのです。そして貸し手が建
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私が欧米の住宅に初めて接したのは、学生時代のことです。1968年メキシコ国際スポーツ大会・プレオリンピックの大型ヨット競技に参加した際、米国やメキシコの選手や関係者の家にお世話になりながら練習試合やトレーニングをして移動し、メキシコ・アカプルコの会場での本番レースに挑みました。当時の日本の選手は参加国の中でも一段と貧乏で、海外遠征の費用は1ドル=360円の時代に600ドル以内。まともなホテルにはとても宿泊できなかったわけです。 その時にお世話になったのは、たいがい土地のヨットクラブの幹部の家で、今思えばすべて豪邸でした。ロサンゼルス郊外ニューポートビーチのクラブ・キャプテンのフィッカーさん宅にもお世話になりました。建築設計事務所のオーナーであるフィッカーさんは、アメリカズカップのスキッパーでもあった人です。サンディエゴでは現地の保険会社のオーナーの家、メキシコではクライスラーの社長の家と大
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︵前回から読む︶ 前回の記事﹁日本の今の住宅は、80年前の米国に及ばない﹂では、私が想像していた以上に反響があり、正直驚きました。コメントをお寄せいただいたおかげで、日経ビジネス オンライン読者の関心分野を少しは理解できたかと思いますので、今後もできるだけ、皆さんの疑問に答えるような形で、コラムをお届けしていきたいと思っています。 さて今回は、前回の最後で触れた﹁住宅ローンの日米の差異﹂について話を進めてまいります。 日本の新築住宅の多くは、購入した途端に、その価格価値が1割も2割も下がってしまいます。生涯賃金の数割もの巨額の長期ローンを組んで思い切って購入したのに、なぜそんなことになるのか、納得いかない方も多いはずです。これは、日本の住宅ローンや住宅価格の決め方が、世界から見れば特異で変則的な仕組みとなっている点が大きく影響しています。 長期の住宅ローン誕生は世界大恐慌の後 そもそも、﹁
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