沈黙の巨人、「写研」が動いた “愛のあるユニークで豊かな書体”がわれらの手に届くまでの100年を考える(1/3 ページ) プレスリリースでは資本関係や相互の開発リソースについてどのような動きになるのかは具体的に述べられておらず、現時点では共同開発の合意について、それぞれの代表である写研の笠原義隆氏とモリサワの森澤彰彦氏が開発の声明を簡潔に出した、という段階である。合併や経営統合という内容のニュースではないので誤解なきように。 なぜこのタイミングでリリースされたのだろうか。文字と関わりの深い出版やデザイン業界にとっては、もっと早い時期にリリースされていればよかったのにとか、せめて10年前に写研の手で発売することはできなかったのかという思いが強いだろう。モリサワもフォントワークスもイワタも定額制のライセンス契約で豊富な書体を使えるし、タイプバンク、リョービといったベンダーの書体もかなり以前から
フォントワークスは、手書き風の楷書系硬筆体「クレー」やディスプレイ書体の「ロックンロール」「レゲエ」「ドットゴシック」など全8書体を、Google社の「GoogleFonts」にて提供を開始しました。 私たちは、「もじと もっと じゆうに」というタグラインを掲げ、文字の力を最大化し、すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい、と考えています。GoogleFontsが掲げる "Making the web more beautiful, fast, and open through great typography" にも共感し、一部書体ではありますが、GoogleFontsへ提供いたしました。制作環境に依存することなく、より多くの新しい作品が生み出されることへの貢献と、今後の更なるフォント市場の活性に繋がることを期待しています。 GoogleFontsは「SILオープンフォントライセ
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