■ネット世界は分断される ﹁表現の自由と信仰の自由、そして情報へのアクセスと政治参加の自由は、普遍的な権利であると私たちは信ずる﹂ ﹁私は情報流通のオープンさを信奉する。情報がもっと自由に流れるようになれば、社会はもっと強くなる﹂ ﹁私はオープンなインターネット利用を支援し続けている。検閲禁止を強く支持する。これは米国の伝統であり、各国にそれぞれ違った伝統があることは認識している。しかしはっきり言えるのは、私たちが米国に自由なインターネットを持っていることが、米国の力の源泉となり得ているということだ﹂ これらの言葉は、昨年11月16日、上海を訪れたオバマ米大統領がタウンホールミーティングで中国の若者たちに向けて語ったものである。 そして年が明けての1月12日、米グーグルは、同社事業インフラ︵基盤︶が、中国を発信源とする高度なサイバー攻撃の標的にされたことを明らかにした。攻撃者の主な目的は中