国立競技場︵東京都新宿区︶の建て替えに伴い移植された樹木の多くで、葉の変色などの生育不良が生じていることが分かった。専門家は﹁ひどい健康状態で事業者側が樹木を生きものとして十分に認識していない﹂と指摘する。明治神宮外苑地区の再開発でも今後、多くの樹木が移植される可能性があるが、難しさが鮮明となった。 外苑地区では2019年に国立が完成。36年までに神宮球場や秩父宮ラグビー場の建て替えを中心に大規模開発が行われる。それに伴い900~1000本程度の樹木が伐採される予定。事業者側は﹁樹木は極力保存、移植する﹂などと説明するが、国立周辺で移植を行った日本スポーツ振興センター︵JSC︶は今回の4事業者のうちの1者だ。
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