社団法人電子情報技術産業協会︵JEITA︶は8月30日、動画用の新しい拡張色空間﹁xvYCC﹂の説明会を開催した。今年6月、xvYCCに対応した﹁HDMI ver.1.3﹂が正式発行したことを受けて実施したもの。その内容から、xvYCCが普及するための条件が見えてきた。 説明を担当したのは、JEITA AV&IT機器標準化委員会に参加しているソニー・デジタルイメージング事業本部の加藤直哉氏︵左︶と三菱電機・映像入出力技術部の杉浦博明氏の両工学博士 xvYCCは、2005年10月にIEC︵International Electrotechnical Commission‥国際電気標準会議︶で承認された色空間の国際標準規格。正式名称は﹁IEC61966-2-4﹂といい、自然界に存在し、人間の目が認識できるほとんどの“物体色”をカバーできる色空間を定義している。物体色の種類を示すマンセル色票︵A
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