私は最近まで、ヒジャブを身に着けて人生の大半を過ごしてきた。そうするのが習慣になったのは12歳の頃。アメリカのフロリダ育ちなので、イランやサウジアラビア、アフガニスタンのように家族や国から強制されたことはない。自分で選択した結果だ。 ︻動画︼﹁覗き魔にしか見えない﹂﹁怖すぎる﹂女子トイレを盗み見る謎の目 ヒジャブをかぶるのは外見ではなく内面と行動で判断してほしいからだと、私は誰かに理由を聞かれるたびに繰り返してきた。けれども、ここ数年の間に私はリーダーの立場になり、公平な社会を訴える団体の責任者を務める有色人種のムスリム︵イスラム教徒︶女性として重い責任を感じるようになった。 その過程で心に疑問が芽生えた。私はなぜ、男たちが私の外見に﹁気を取られない﹂ようにしなくてはならないのか。男の兄弟はそんな義務感を抱いていないのに......。 私は人種や性別、社会経済的出自による差別は許されないと
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