太陽光発電のCO2排出量は実はかなり多い、という論文が2023年7月4日付で無料公開された。︵論文、解説記事︶。イタリアの研究者、エンリコ・マリウッティ︵Enrico Mariutti︶によるもので、タイトルは﹁太陽光発電産業の汚れた秘密︵The Dirty Secret of the Solar Industry︶﹂。 太陽光発電に関するライフサイクルCO2排出量評価︵発電設備の建設、運転、廃棄に至るまでの全体におけるCO2排出量の評価︶において、IEA、IPCCを含めて既存の文献は著しい過小評価になっている、としている。 過小評価になっている技術的な理由は、 中国製の製品なので、製造時には石炭を多用しているはずだが、それを考慮しておらず、世界平均の発電時CO2原単位を用いている 中国では石炭採掘時のメタン発生も多いはずで、その温室効果をCO2の量に換算する必要があるが、それが考慮されて
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