![女性の声を奪う力と、それに抗う力『舌を抜かれる女たち』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/15a0200e4e07fe1cc7d1d823a40a067a2f708e51/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdain.cocolog-nifty.com%2Fmyblog%2Fimages%2Fsugohon.jpg)
レッド・ツェッペリンと「男らしさ」の問題 若かった頃、 一人前の男になるってのはどういうことか(what it was to be a man) 教えてもらった。今、その年になって できるかぎりその手のことを ちゃんとやろうとはしてるんだ。どんだけ頑張っても 行き止まりに突っ込むだけなんだけどな これは1969年にレッド・ツェッペリンが出した楽曲「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」冒頭の歌詞の日本語訳(拙訳)だ。ジミー・ペイジのギラつくギターにあわせてロバート・プラントが歌うこの詩は、「男らしさ」の矛盾をとてもシンプルに表している。 つまり、男の子(boy)は実は小さい時に「一人前の男」(man)というのはどういうものかに関する固定観念をたたき込まれて育つが、実際のところ、そんな概念を体現できる立派な大人の男にはなれっこない、ということだ。この歌詞は「男らしさ」の理想と現実を簡潔に歌い上
日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー! 今回紹介するのは、『ソマリと森の神様』 『ソマリと森の神様』 第3巻 暮石ヤコ 徳間書店 ¥580+税 (2017年3月18日発売) 人間の少女ソマリは、森を守るため徘徊していたゴーレムのことを「おとうさん」と呼んだ。 ゴーレムはソマリを連れて、人間を探す旅に出る。 人間と人外が共存できなかった世界のハイファンタジー。 2人の旅をロードムービー的に描いているのだが、なんせ描かれている世界の事情はあまりにも厄介だ。 現在マジョリティなのは、人外側。人間はほぼいない。 もともと、人間と人外が出会ったばかりの時は、友好関係を築こうとしていた。 ところがいつの間にか差別が起きて決裂。戦が起きたものの、人外の力にかなうわけもなく、人間はどんどん殺されていった。 今では“ヒト狩り”が行われる。ペッ
日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー! 今回紹介するのは、『ウムヴェルト 五十嵐大介作品集』 『ウムヴェルト 五十嵐大介作品集』 五十嵐大介 講談社 ¥600+税 (2017年3月23日発売) 『魔女』『海獣の子供』の五十嵐大介の短編集。 リサイクル業者が出会う老女の舞とガルーダ神話。 動物は、身体が大きくなるほど脈拍が遅くなるという。 一生のあいだの心拍数が決まっているという俗説があるように、脈拍が遅い動物ほど長生きするといわれている。 小鳥やネズミなどの小動物の一生は、クジラやゾウの一生と比べたらごく短期間に終わってしまう。 客観的な時間を尺度に考えると小動物は早死にするということになるが、しかし人間の時間感覚で考えてみたらどうだろうか。 よく、歳をとると月日がたつのを早く感じるという。 6歳児にとっての1年はじつに一生
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