今回は、本連載の最後のトピックとして、Redshiftクラスタの運用に焦点を当て、アクセス管理、およびデータの管理と運用について説明します。これまでRedshiftクラスタの起動から拡張まで説明してきましたが、起動後も定期的にデータベースに対して必要なメンテナンス作業が存在し、高いクエリパフォーマンスを持続させるために、これらも押さえておくことは運用において非常に重要です。 なお、本連載のチュートリアルをご自身で試される場合には、Redshiftクラスタを起動し、Redshiftクラスタへ接続してSQLが実行可能である状態が必要です。これらの環境を構築するためには、この連載の第3回を参考にしてください。 アクセス権の管理 最初に、Redshiftクラスタのアクセス管理について説明します。 Redshiftでは、データベースやテーブル以外に、後述するスキーマという単位でテーブルのまとまりを管