新型コロナウイルスの影響で﹁就職氷河期世代﹂が苦境に陥っている。バブル崩壊後の厳しい経済状況のため、安定的な職業に就くことが困難だった40歳代を中心とする人たち。政府はこの世代の正規雇用を30万人増やすとの目標を令和元年に閣議決定したが、雇用環境の悪化で解雇される人も出てきた。関係者は﹁自信を失っていた人たちに、コロナが追い打ちをかけている﹂と危機感を募らせている。︵加納裕子︶ ︻グラフで見る︼正社員有効求人倍率の推移 ■派遣は真っ先に ﹁書類選考で﹃会ってみたいな﹄と思う人が面接に呼ばれる。書類には自分の強みを書いて、ほかの人と差別化して﹂1月15日、大阪市浪速区で行われた氷河期世代向けのキャリア研修で、キャリアコンサルタントが真剣に語りかけた。参加者4人は深くうなずく。 研修は厚生労働省の﹁不安定就労者再チャレンジ支援事業﹂の一環で、正社員としての就職を目指す35~54歳が対象だ。オ
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