1.エホバの証人教団において行われている慣行のうち、多くの方が悲痛な苦しみの声を寄せているのが﹁忌避﹂という問題です。 ﹁忌避﹂という言葉は、エホバの証人内部で用いられる言葉ではありませんが、﹁一度信者になった人が、﹃排斥︵破門︶処分﹄になるか、又は﹃断絶﹄と呼ばれる脱会手続を自らとった場合に、それまで極めて親密な関係にあった仲間のエホバの証人信者から一切の交流や接触を拒否されること﹂であり、エホバの証人信者はこれらの元信者に、文字通り﹁あいさつの声もかけてはならない﹂とされています。 また、エホバの証人の公式見解では、こうした元信者について﹁家族である信者は家族としての交流は持ってもよい﹂とされていますが、実際のところ、家族・親族である信者とも﹁一切の﹂交流を断たれ、その過酷な状態が10年、20年と続いていることを訴える元信者もいます。2.この﹁忌避﹂の実態について、ある元信者の男性︵