﹁気絶したら買ってた﹂、﹁ポチッとな﹂など、衝動買いを表わすネットスラングは昔から使われてきた。それだけ多くの人が衝動的な買い物の経験があり、それを自虐的に報告するという行為もまた、昔から行なわれてきたということだろう。﹁衝動買い﹂で検索すると、意味の解説だけでなく、精神的な意味や、抑制する方法なども多く見つかる。 ストレスを解消するために買い物してしまうという例も少なくないが、度を超すと心配になる。筆者の知る例では、ちょっとしたものでもすぐAmazonで買ってしまうが、買ったことで満足してしまい、開封されないままの箱が一部屋ぶん積み上がっている人がいた。友人間では﹁Amazonタワー﹂と呼ばれていたそれを、引越の際に友人総動員で全部開封してみたところ、本人にはほとんど買った記憶がないという。後日聴いた話では、今は不要なので全部捨てたそうだ。お金はあっても、ストレスは減らない。 ﹁さとり世
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