じわじわとスピリチュアルに侵食されていく私たち﹁赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくる﹂?﹁子宮が願いをかなえてくれる﹂? 女性のヘルスケア周辺では、なぜそんなスピリチュアル系にハマる人が出てくるのでしょうか。 こう指摘された時、正直︵いや、まぁレアケースではあるけれど、実際に周産期を扱う者として問題だと思ってるのは、見えない貧困とか中絶とか、助けられるかどうかギリギリの判断を瞬時に迫られることとかで……。自宅での無介助分娩に失敗したケースにもそうそう当たらんし、パワーストーンを腟内に挿れてる人もまだお見かけしておりませぬし……︶という思いでした。 ﹁自然なお産をしたい﹂という漠然とした思いはかなりの妊婦が抱いています。それは何も﹁野原の真ん中で産みたい!﹂とか﹁薬や器械に囲まれたお産はごめんこうむる!﹂という﹁NO!医療!﹂ではありません。 ﹁できれば会陰切開はしたくないな﹂﹁帝王切開や
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