経済産業省は11月22日、システム開発時に使う設計書・仕様書などの﹁作業生産物﹂のレビュー工程についてJIS規格を制定したと発表した。仕様書などの見直し方や観点などを規格化し、ソフトウェアの品質向上や開発の効率化を促す。 ﹁JIS X 20246﹂は、設計書・仕様書の見直し作業を﹁計画作業﹂﹁レビューの立ち上げ﹂﹁個々人のレビュー﹂﹁要検討項目の共有および分析﹂﹁修正作業および報告作業﹂の順に整理し、実行するべきタスクや手順を規定するもの。システム開発や試験、保守などの場面で作るあらゆる仕様書に適用可能。 レビューの曖昧さをなくすため、﹁目的﹂﹁役割﹂などのレビューの観点10種、﹁執筆者確認﹂﹁同僚との机上確認﹂などのレビュー手法9種を定めた。JIS制定により、組織や個人のノウハウに依存することなく一定水準のレビューができるようになり、ソフトウェアなどの制作物の品質向上につながるとしている
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