韓国の最高裁判所である大法院は、兵役法違反の疑いで起訴されていた被告人に対して有罪判決を下した。被告人は非暴力・反戦の思想に基づく﹁良心的兵役拒否﹂を主張していたものの、主張は棄却されたという。韓国メディアThe Korea Heraldが報じている。 韓国では兵役法に基づき、18歳以上の身体および心理が健康な男性に対し、1年半から2年にわたる兵役が義務付けられている。The Korea Heraldの報道によると、今回の被告人は2018年11月に兵役法違反の疑いで起訴されていたという。一方、被告人は反暴力・反戦の思想に基づき、“良心的兵役拒否︵conscientious objection︶”を主張していたとされている。良心的兵役拒否とは、一般的に自身の良心上の判断を根拠にして兵役を拒否する思想や行為を指す︵資料PDF︶。ドイツでは兵役拒否権として法的に認められており、一定期間の社会福祉