サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
買ってよかったもの
findy-code.io
ソフトウェアエンジニアは、どのように事業に貢献すべきか? 宿泊施設やレストランの予約サービスを提供する株式会社一休で執行役員CTOを務める伊藤直也さんは、2016年に入社しておよそ2年間、心の奥に抱えた悩みを解消できないまま仕事をしてきました。 伊藤さんは、2000年代から複数のWeb系テックカンパニーで技術部門のリーダーとして活躍し、現在でも利用される個人向けWebサービスのローンチをいくつか手掛けています。一休には入社以前からフリーランスで技術顧問を務めており、会社がヤフーグループ(当時)に入って経営陣が一新されるタイミングで、代表取締役CEOとなった榊淳さんの要請を受けて入社しました。 当時は全て.NETだったというサービス基盤の刷新や技術的負債の解消、開発組織の整備といったエンジニアリングにおいて重要な改善を進めてきましたが、あるとき自身が「事業に貢献していない」ことを明確に意識す
2024年5月より株式会社はてなに転職し、エンジニアリングマネージャーを務める粕谷大輔(通称:だいくしー)さん。これまで複数の開発組織でソフトウェア開発に携わってきた粕谷さんは、2014年11月から2021年4月まではてなで働き、2021年5月にChatwork株式会社に転職。そして2024年5月より再びはてなで働き始めるというキャリアを歩んでいます。 いわゆる「アルムナイ採用」ではてなに戻った粕谷さんですが、なぜこのような働き方を選んだのでしょうか。そして、はてなで実現したいことやキャリアについての考え方とは? 旧・はてな時代の経験は、マネージャーとしての原点 ── 粕谷さんが過去にはてなに所属されていた頃、「Findy Engineer Lab」に「マネジメントも『技術』のひとつ。技術志向だったエンジニアが、開発チームのディレクターに挑戦するわけ」というコラムを寄稿されました。この頃か
Rubyをはじめとする「動的型付け」のプログラミング言語は、ソースコード中に型に関する記述が陽に出てこないことが特徴で、プログラムの実行前に(静的に)型検査をすることはありません。しかし、このようなプログラミング言語においても、大規模な開発における品質の向上や開発体験の改善、実行の高速化のために、静的な解析を活用しようという試みは多くなされてきました。この記事では、動的型付けの言語のための型検査の歴史を簡単に振り返って、現在私が開発しているRuby向けの型検査器Steepとその基盤となっている型記述言語RBSについて説明し、今後の展望を議論します。 著者:松本宗太郎さん(@soutaro) Rubyコミッター。大学院でRubyプログラムの型検査の研究に取り組み、修了後はスタートアップでWebアプリケーションの開発に従事。2017年から型検査ツールSteepの開発を始め、2019年からはRu
Will Larson氏の著作『エレガントパズル エンジニアのマネジメントという難問にあなたはどう立ち向かうのか』が5月30日に発売されました。翻訳者は、エンジニア向けPodcast「fukabori.fm」を主催する岩瀬義昌さん。岩瀬さんは、原著の『An Elegant Puzzle: Systems of Engineering Management』を読み、Xにて「あまりにも最高」と絶賛。その後、自ら編集者にコンタクトを取り、日本語への翻訳を担うことになりました。 岩瀬さんが、「エンジニアのマネジメントに少しでも関係する人には絶対読んでおいてほしい」と言うほどの書籍。その概要や魅力を、岩瀬さんご本人に直接お伺いしました。 岩瀬 義昌(いわせ・よしまさ) 東京大学大学院学際情報学府を修了後、東日本電信電話株式会社に就職。大規模IP電話開発に携わった後、2014年より現職であるNTTコミ
書籍には、特定領域の専門家たちが習得してきた知識のエッセンスが詰まっています。だからこそ「本を読むこと」は、ITエンジニアがスキルを向上させるうえで効果的な取り組みと言えます。では、著名エンジニアたちはこれまでどのような書籍を読み、そこから何を学んできたのでしょうか。今回は7人の著名なエンジニアのキャリアに影響を与えた“珠玉の書籍”を、ご本人にまつわるエピソードとともに紹介してもらいました。 *…人名の50音順に掲載。回答者は敬称略。 あらたまが紹介『なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践』 小田中育生が紹介『Measure What Matters: 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法OKR』 風間裕也が紹介『ソフトウェアプロセス改善手法SaPID入門-現場力を引き出すシステムズアプローチ-』 小林謙太(kobaken)が紹介『組織開発の探究
コンピュータの画面に表示されている情報を合成音声で読み上げるスクリーンリーダー。視覚障害者がコンピュータを操作するために欠かせないソフトウェアだ。西本卓也さんは、オープンソースのスクリーンリーダー「NVDA」の日本語対応を最初に始め、10年以上に渡って開発をリードしてきた。 アクセシビリティに関わるきっかけは、視覚障害のある方がパソコンを練習する教室と接点ができ、その流れで、視覚障害者のためのタイピング練習ソフトウェアの開発に携わったこと。 「プロダクトを作って、視覚障害のある方に使ってもらうというのは、私の中ではとても貴重な経験でした。そういう方々のお役に立てたのが嬉しかった」 その後、スクリーンリーダーを取り巻く状況が、世界と日本とで大きく異なることを知り、自ら手を動かすことになる。 「オープンソースのスクリーンリーダーに、日本語の読み上げを組み込んでみようとして、いろいろ頑張ってみた
ソフトウェア開発に携わるエンジニアがキャリアを積むとマネージャーへの転身を余儀なくされた時代もありましたが、今ではIC(Individual Contributor)やスタッフエンジニアという働き方も周知となり、開発組織そのものをマネジメント対象とするEM(エンジニアリングマネージャー)を置く企業も増えてきました。 そんな状況を反映してか、株式会社カケハシの椎葉光行(@bufferings)さん、小田中育生(@dora_e_m)さん、荻野淳也(@ogijun)さんの3人は、それぞれチームをリードできるシニアなエンジニアでありながら、現在は同じチームのメンバーとしてともに開発に取り組んでいます。 新たに採用するハイキャリアなエンジニアを既存の開発組織にどうフィットさせるかに課題感を持つ企業もありますが、このように複数のシニアを集めたスーパーチームで開発にあたることにどういった意義があるのでし
YAPCは「Yet Another Perl Conference」の略称であり、Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです。このカンファレンスは、Perlのみならず参加者たちが好きな技術の話をして交流することを目的としており、毎年数多くの方々が参加する一大イベントとなっています。 2024年2月9日・10日に広島県で開催されたYAPC::Hiroshima 2024は「what you like」がテーマ。職種やロール、プログラミング言語、技術要素など、各々のさまざまな「お好み」を語る場となりました。YAPC::Hiroshima 2024の運営に携わったメンバーたちは、どのような思いで活動をしたのでしょうか。 運営チームのリーダーを務めたkobakenさんと、長きにわたり運営に参加し今回は主に広報業務を担当したpapixさん、そして開催地である広島県在住でコアスタ
インフラ・SRE領域の人材不足が叫ばれるなか、技術情報の発信、登壇、教育活動、OSS活動に奮闘しているadachinさん。大規模なオンプレミスからクラウドまでを網羅するインフラ担当からキャリアをスタートし、現在はSREとして本業に限らず、個人事業主としても活動している。 「10年前と比べると、インフラに関連した技術ブログや技術書も分かりやすいものが増えてきました」 「僕自身、インフラエンジニアになった当時は情報が少なくて困りました。技術的な問題でつまづいたとき、すぐさま解決してくれるようなブログもなかった」 だからこそ、現場レベルでの経験をもとに技術の検証をしながら、一目で問題解決の糸口を見つけられるブログを発信し続けてきた。これまでに個人ブログで500記事以上、備忘録サイトも含めると1,000記事を超えており、月間数万PVにもなるという。イベントで「インフラ周りで困ったときに参考にしてい
ソフトウェアエンジニアがキャリアについて考えるときに、自分の好きな技術や得意なスキル、あるいは興味ある事業ドメインをもとに次を選択することがあります。とはいえ専念したい技術領域がすぐに見つかるというものでもないでしょう。得意分野が見つかるまで自分を成長させることも大切です。 柴﨑優季(@shibayu36)さんは開発者として12年間を、toCのコンテンツプラットフォームに始まり、toBのSaaS事業、現職のメタバースプラットフォームと、転職ごとに異なる事業ドメインを選択しています。担当する技術領域や職能も幅広く、選り好みすることなく経験を積んできました。 ただ次々とチームを移り変わるだけでは、次につながる知識を得ることも難しいでしょう。技術や職能にはこだわらない代わりに、一貫した軸をもって開発にあたってきた柴﨑さんに、新しい環境での仕事で意識することや、どのように技術を磨いてきたか、そして
ソリューションアーキテクト(SA)とは、クライアントとともに企業の事業やシステムの課題と向き合い、システムのアーキテクチャの改善案を提案して課題解決をする職業。クライアント企業のCTOやテックリードとディスカッションする機会も多いため、システムについての豊富な知識だけではなく、ビジネスや開発組織の今後を考慮した設計能力や論理的な説明能力なども求められます。 こう書くと、「学生時代からコンピューターサイエンスを専門的に学んでいた人でなければ、ソリューションアーキテクトとして活躍できないのでは」と思われるかもしれません。しかし、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下、AWS)のソリューションアーキテクトとしてスタートアップを支援する塚田朗弘さん*は、大学時代には文学部国文学科に所属していました。そして、エンジニアリングの勉強を本格的に始めたのも、20代半ばになってからだったのです。
▲ YAPC::Asia Tokyo 2013でベストトーク賞1位を獲得し表彰される和田裕介さん(写真提供:Japan Perl Association) エッジコンピューティング環境に適したWebフレームワークとして注目を集める「Hono」の開発者として知られる和田裕介(@yusukebe)さん。大学院卒業後に就職の道を選ばず起業し、その後は17年にわたりフリーランスのエンジニアとして活躍してきましたが、2023年4月に初めて就職しました。 世界最大級のCDN(Contents Delivery Network)プラットフォームを提供するCloudflareが「Hono」に注目し、和田さんをスカウトしたことがきっかけです。Cloudflareに入社した和田さんはサーバレス環境「Cloudflare Workers」上での開発者体験(Developer Experience)の向上を職務と
エンジニアや開発組織は積極的に情報発信をするほうがいい――。 そうした言説がよく語られているように、“情報発信”には数多くの利点があります。自分たちの解決した事業課題や書いたソースコード、プロジェクトのなかで得た学びなどをアウトプットすると、その情報を受け取った人たちの業務改善に役立ちます。複数のエンジニアが知見を共有することで、コミュニティ全体のスキルの底上げになります。ひいては、その情報発信がエンジニアのセルフブランディングや企業の技術ブランディング・エンジニア採用の成功につながるのです。 では、どうすれば効果的な情報発信を実現できるのでしょうか。その知見について、LINEヤフー株式会社でDeveloper Relationsの業務に携わる佐藤 祥子さんにインタビュー。佐藤さんがDeveloper Relationsの仕事を始めた経緯や情報発信のノウハウなどについて伺いました。 人には
みなさん、こんにちは!あらたま(@ar_tama)です。 ソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、事業会社のテックリードや、レイターステージのベンチャー企業でのCTOを経て、現在は株式会社LayerXのバクラク事業部でEM(エンジニアリングマネージャー)をしています。 自分の軸足はソフトウェアエンジニアリングにあると思っていますが、エンジニアリングスキルをいったん脇に置き、事業そのものの価値を押し上げる目的で、違う領域に注力していた時期も少なからずあります。裏を返せば「エンジニアリングで突き抜けることを選ばなかった」ことの負い目と独り相撲的に戦ってきました。何なら今もその葛藤の只中にいる自覚があります。 葛藤は一般にはさらけ出すのも躊躇するような感情ではありますが、いかに研鑽を積もうともそういった感情はなくならず、隣の芝はずっと青くあり続けるのではないでしょうか。ならば葛藤によ
書籍には、特定領域の専門家たちが習得してきた知識のエッセンスが詰まっています。だからこそ「本を読むこと」は、ITエンジニアがスキルを向上させるうえで効果的な取り組みと言えます。では、著名エンジニアたちはこれまでどのような書籍を読み、そこから何を学んできたのでしょうか。今回は8人の著名なエンジニアのキャリアに影響を与えた“珠玉の書籍”を、ご本人にまつわるエピソードとともに紹介してもらいました。 *…人名の50音順に掲載。回答者は敬称略。 遠藤侑介が紹介『あなたの知らない超絶技巧プログラミングの世界』 笹田耕一が紹介『Rubyソースコード完全解説 Ruby Hacking Guide』 竹迫良範が紹介『ハッカー・プログラミング大全』 鳥井雪が紹介『Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope-』 廣戸裕大(hiroppy)が紹介『プログラミングコンテストチャレンジブック』
2023年9月、ファインディ株式会社は「フロントエンドの開発生産性」と題したオンラインカンファレンスを開催。第一線で活躍しているエンジニアを招いて、フロントエンド領域における開発生産性を向上するための組織づくりや戦略について語っていただきました。 本稿では、Chatwork株式会社にてエンジニアリングマネージャーをしている澁谷 哲也さんのセッション「認知負荷で考えるフロントエンドの組織体制」の内容をご紹介します。 2019年に上場を果たし、急成長を遂げている同社。それに伴い開発組織の拡大が急務となり、職能別組織から職能横断型組織への移行がスタートしました。しかし簡単に移行できるわけではなく、澁谷さんは「プロダクトの特性もあり、組織体制を移行するためにはいくつかの課題もある」と語ります。Chatworkが直面した課題とは、どのようなものだったのでしょうか。 ■プロフィール 澁谷 哲也(しぶた
Kaggleとは、世界最大級の機械学習およびデータ分析のコンペティションです。コンペの主催企業や研究機関などがデータや分析のテーマを提供。その内容に基づいて世界中の参加者たちが機械学習モデルの精度を競います。 Kaggleにおけるランクの最高峰がGrandmasterであり、ゴールドメダル5枚とソロゴールドメダル(個人参加でのゴールドメダル)1枚がランク取得の条件となります。日本人でGrandmasterの称号を得ている数少ない方の一人が、NVIDIAの小野寺和樹(@0verfit)さんです。小野寺さんは「Kaggleに参加すること」を同社での仕事にしています。 どうすれば、スキルを向上させKaggleの上位ランクに入賞できるのでしょうか。今回は小野寺さんに、Kaggleに取り組むうえでどのような思考や行動をしているのかについてインタビューしました。 *…インタビューはオンラインで実施しま
2023年9月、ファインディ株式会社は「フロントエンドの開発生産性」と題したオンラインカンファレンスを開催。第一線で活躍しているエンジニアを招いて、フロントエンド領域における開発生産性を向上するための組織づくりや戦略について語っていただきました。 本稿では、弁護士ドットコム株式会社にてクラウドサイン事業本部Product Engineering部マネージャーを務めている芳賀 将至さんのセッション「組織・プロセス・技術 - フロントエンドの生産性向上への複眼的アプローチ」の内容をご紹介します。 クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」を手がける同社は、コロナ禍で事業が急成長。サービスの成長に伴い、フロントエンドエンジニアのメンバーは3年で5倍に増えました。人員増加により、できることが増えた一方で、対応すべき課題も発生。解決に向けて、技術、プロセス、組織といった三つの領域で行われた取り組み
【2023年10月23日(月)追記】タイトルや本文中で使用している「技術力が高い企業」という表記ですが、正しくは「技術が高いとエンジニアが思う企業」が正確な表記でした。本稿でピックアップしている企業は、アンケートでエンジニアの方から「技術力が高いと思う企業」いう項目で回答いただいた企業を掲載しております。誤解を招く表現であると判断しましたため、補足させていただきます。 Findyでは2023年9月に『エンジニア転職マーケットレポート』の最新版を公開しています。そのレポート内で「技術力が高いと思う会社を具体的に3社あげるとしたら、どの会社ですか?(必須)」という設問で、305名のエンジニアによる回答を集計し、上位20位を選出しています。(同数の企業が複数社あったので実質22社を選出) 今回はその回答結果をもとに、「技術力が高い企業」にポイントを絞って記事を書いていきます。 なお、調査結果全体
皆様どうもこんにちは。外資系ITコンサルタント企業のクラウド・エンジニアリング部門でマネージャーをしている中川伸一(@shinyorke)と申します。本業ではSRE(Site Reliability Engineering)として勤務する一方、個人活動としてブログ「Lean Baseball」およびPyCon JPやDevelopers Summit(デブサミ)等のイベントで、技術・キャリア・野球データサイエンスに関する情報を定期的に発信しています。 私は仕事およびチーム選びの視点として、現職を含めて「自分がやりたいこと・興味あることを仕事とする」「自分が納得できるチームと出会う」の2点を重視しており、自分自身のキャリアにおいて 常に目標・ビジョンを持つ その目標が実現できるよう、チームやポジションを求めて環境を変える(転職を含む) プレーヤーかマネージャーかといった役割にこだわらず、仕事
お店のデジタル化を支援するSTORES 株式会社(以下、STORES)は、Rubyコミッターの笹田耕一(@koichisasada)さんと遠藤侑介(@mametter)さんの両名を社員として採用しました。笹田さんと遠藤さんはフルタイムのRubyコミッターとして STORES に入社し、Rubyの機能改善や品質向上のための仕事に専念します。 どのような経緯で、両名は STORES への転職を決めたのでしょうか。そして、今後の具体的な活動内容とは。笹田さんと遠藤さんにお話を伺いました。 「6月は2人で一緒に、フルタイムRubyコミッターとして働く道を探ろう」 笹田さんが取り組む並列並行処理の改善 遠藤さんが取り組む静的型解析 世の中のニーズと本人のモチベーションが合致して生まれる、奇跡的なキャリア 「6月は2人で一緒に、フルタイムRubyコミッターとして働く道を探ろう」 ――転職活動どうもお疲
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『IT/Webエンジニアの転職・求人サイトFindy – GitHubからスキル偏差値を算出』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く