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やる気の出し方
kuroneko356.hatenablog.com
朝起きて、ご飯を食べたら、また寝ます
安藤みきえさん作。 ちょっと恐ろしそうな五つの短編集。 川釣り 青い金魚鉢 鬼ヶ守神社 スノードロップ 果ての浜 の5編。 生垣から鼻を突き出して吠える老犬ごんが出てくる「スノードロップ」では、地域の鼻つまみ者のじいさんの気持ちがわかっていくにつれ、ごんに親しみが湧いてきた。 いちばん衝撃を受けたのは、「果ての浜」で、戦時中波照間島から西表島に軍人が住民を強制移住させたことを知ったこと。 家族のように大切に飼っていたヤギや馬をすべて殺していけと命じられたそうだ。西表島はマラリヤが蔓延していて人が住める島ではなかったのに。 忘れな石という碑があるところは、連れてこられた子どもたちが少しの間勉強をした学校のあったところ。 学校といっても校舎なんかなく、青空教室。それでも、校長先生は入学を祝ってあげようとしたそうだ。
ちみちみ、あの件はどうなっちょるのかね。 わしは、ちと昼寝。
銀行員から社会起業家になり、ウガンダでアフリカプリントのバッグの会社を起業した仲本千津さんの物語。 課題図書、中学校の部の一冊です。 中学生のころの夢は医師になって国境なき医師団で働くことだったが、理数系が苦手で、緒方さんのように国連で働くことを夢見る。 たどり着いたのは、ウガンダでシングルマザーたち雇い、質の高いバッグを作る仕事。 アフリカプリントとの出会いや、大きな工場に引き抜かれそうになった仲間がそれを断って千津さんの方を選んだシーンなどが感動的だった。 支援する側される側でなく、サステナブルにお互い対等な関係を築いて行こうとしているところがすごい。
桑原眞二さん、大野一興さん作。 2004年の中越地震の時に、その日3匹の子犬を産み被災し、人々が避難してだれもいなくなった山古志村で16日間生き延びた母犬マリの物語。 もう20年もたつのですね。
林けんじろうさん作。 しまなみ海道を自転車で渡った2人の少年の物語。 コタは、ひまな時間を図書館で過ごす。 本が好きだからではなく、バトルばかりしている父ちゃん母ちゃんをみているのが鬱陶しいから。 図書館なら、友だちに会うこともない。 ところがそこで、年下の生意気な風馬と出会う。 印象は最悪だったのに、風馬に頼まれてしまなみ海道をママチャリで走ることになります。
嫁さんと夜散歩。 歩数が足りないので、川沿いの公園まで足を伸ばしたら、ネコがたくさんいました。 何を相談してたんでしょう。
ヤマザキマリさん作。 イタリアからキューバに、サトウキビ狩りのボランティアに行った時のことが描かれています。 ホストファミリーのリナレス家の人々と過ごした時間と別れがヤマザキさんらしくて、読んでよかったです。
渡辺やよいさん作。 とてもいいエッセイでした。 漫画家として独り立ちし、自分の居場所を作ってから飼い始めたコーギー。 茶色と白だから、名前はびすこに決まり。 そのびすこと過ごした13年間の記録です。 文章のうまさに、展開のうまさに引き込まれます。 漫画家さんだからでしょうか。 やがて足腰が弱くなって、腰が立たなくなったびすこ。 アメリカの会社で車椅子を作ってもらいます。 それをつけて散歩させていると、犬仲間からだけでなく、お年寄りからも声をかけられることが増えたそう。 お互いがんばろうね、と。 いつ発作が起こるかとヒヤヒヤしたのは、うちのジャムと同じ。 それでも、この本を書き終わった時には、まだびすこは健在でした。
先日娘にねだって買ってもらった村上しいこさんの本。 それは『25歳のみけちゃん』という本なのですが、そのみけちゃんが体調を崩して、27日に家族の皆さんに見守られながら亡くなったことを知りました。 村上さんのお気持ちをお察しします。 みけちゃん、安らかに。
今日のスタートは、紀伊駅です。 JRに沿って県境を超え、山中渓を目指します。 ここで思い出したのが、熊野古道のスタンプラリー。山口王子が一つ目のスタンプ設置場所です。 山口神社を探しました。 神社はすぐに見つかったのですが・・・。 ここで年配のご夫婦と出会い、お話しすると山中渓から来られたとのこと。 坂道きついか聞いたら、そうでもないとのことでした。 溝掃除してはるお母さんやお寺の人に聞いても、山口王子の場所はわからず。 地図もいいかげん。 後ろ髪引かれましたが、人間諦めが肝心。 雄ノ山峠へ向かいます。 阪和自動車道と京奈和自動車道のジャンクションが、あんなに高いところを通っています。 葛折の道は、押して歩きました。 雄ノ山峠です。 ここからは嬉しい下り坂。 線路まで降りてきました。 滝畑地区に入ります。 こんなところに、中山王子がありました。 探してる時には見つからず、諦めたころ見つかる
昨日の通院は、いつもより1時間早い予約時間でしたので、帰りにいつもは行かない図書館に寄り道しました。 今里筋線の関目成育駅から歩きました。 町の景色も新鮮でしたし、図書館の本も見たことない本がたくさんありました。
三萩せんやさん作。 二十数年前の病院から物語は始まる。 病院の中の図書館。 そこで穏やかな時を過ごす患者さんたち。 やがて院長が亡くなり、病院は閉院した。 だが、院長の遺志で図書館だけは残った。 そこから、物語は現代に移る。 まるで映画のような展開。 就活にがんばってきた主人公だが、就職先が決まらない。 親戚に声をかけてもらい、図書館の面接を受けると、採用された。 本なんて読んだことがないのに、人を元気にさせるのが特技だと言うと合格した。 そこは、図書館ホスピタルと呼ばれていて、元気のない人が元気づけられる図書館だった。 図書館のスタッフになり、月の読書数0冊だった主人公が、本の面白さに気づいていきながら、利用者を元気にしたり、同僚と人間関係を築いていくところが面白かった。 すんなりと読める文章が、心地よかった。 例えば、次のような文章。 アゲハチョウが飛んできた。 黄色に黒いライン、赤と
ニキ・コーンウェル作。 渋谷弘子さん訳。 『お話きかせてクリストフ』と『君の話をきかせてアーメル』の続編。 ルワンダのジェノサイドを逃れてイギリスにやって来たクリストフ。 イギリスの小学校に入って、今は中学生になった。 そんな折、ルワンダからソフィーがやって来た。 ソフィーはクリストフのお父さんの妹の娘。 お母さんが亡くなってからベアトリスのところにいた。 ベアトリスは、ツチを憎んでいる。 ルワンダでは、民族の違いでフツとツチが憎しみ合い殺し合っていた。 イギリスに来てようやくその憎しみ合いから逃れたと思っていたのに、やって来たソフィーはやはりクリストフのことを嫌っていた。 クリストフのお母さんがツチで、クリストフの顔つきもツチに見えるからだ。 ツチはゴキブリだと教えられていたソフィーがクリストフやその友達と関わることで、「過去の毒」からだんだんと解き放たれてゆく。
高田郁さん作。 鉄道にまつわる9つの短編集。 やたらに難しい漢字が使われていて、当てずっぽうでだいたいこうかなと推測しながら読んだ。 漢字だけでなく、知らない言葉がいくつかあって、調べてみたけどよく分からないものもあった。 蕎麦ばったや小峯握りなど。 漢字は、次のようなのはひらがなにすればいいのにな。 倹しい 噤んだ 揃って 啜る 漸く 暫く 蹲った 惨い 雁字搦め
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