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「InDesignやIllustratorを使ってデザインを作ったはいいが、何か締まらない……」と悩んだことはありませんか? 例えば…… 全体をもう一段階まとめたい!全体的にもう少し締まったまとまりのある感じを出したい!というとき、デザイン作業で意外と盲点になりがちなのが文字の「間隔」です。 この画像の場合、文字周辺がパラパラしていることでかなりゆったりした感じが出ています。 日本語における文字配置の基本日本語書体は原則、正方形の枠(仮想ボディ)を基準に作られています。 そして、日本語組版の原則はベタ組み……つまりこの正方形の枠が接する形で配置されるのが基本です。 (このあたりの話を詳しく知りたい方はぜひこちらもご覧ください!) しかし見出しなど、大きく文字を使う時は文字間が目立って見えてしまうことがあるため、文字を詰める作業が必要な場合があります。 文字配置の調整はプロのひと手間、料理で
この記事が公開される4月10日は、アドビ社が制定した「フォントの日」です。 モリサワでもこの記念日に合わせてAdobeさんのイベントに参加したり、フォントに関する情報公開をしたり、noteで記事を公開したりと、さまざまな活動をしています。 さて今回は、2月22日に開催した配信イベント Font College Open Campus 12「日本語デザインを変えた技術 発明100年に1から知りたい写植の話」の中で公開した2024年リリース予定の写研フォントについて、詳しくお伝えします。 モリサワと写研写研書体は1970年代から2000年前後にかけて盛んに使われていたため、トップ画像をご覧になる方の中には、懐かしさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。 それぞれの書体をご紹介する前に、モリサワと写研についておさらいします。 話は今から100年前に遡ります。 1924年、モリサワの創業者である
なんとなく使っていませんか? 括弧の種類と使い分け 突然ですが、質問です! 以下の文章で、登場人物が実際に声に出して言っている部分と、心の中…
昭和のニュース映像と思いきや、アナウンサーが繰り出すのは「タピオカ」「インボイス」「新型コロナウイルス」といった「令和」のトピック。 一瞬いまが何年なのかわからなくなるような、古くて新しい、そして思わず笑ってしまう映像を作り続けている「フィルムエスト」。完全に架空の内容であるにもかかわらず、その再現度の高さから、本物の古い映像と勘違いする視聴者も多いのだとか。 何とも味わい深い、昭和感あふれる手書き番組タイトルの数々今回は、2024年に改刻フォントがリリースされる写研書体にも造詣が深い「フィルムエスト」主宰のにしいさんに、モリサワnote編集部が文字という側面からその魅力に迫ります。 にしいさんの深すぎる書体愛がうかがえるエピソードも……!どうぞ最後までお楽しみください! 主宰のにしいさんは顔出しNGのため、アイコンでご紹介!■フィルムエストTV 1980〜90年代のテレビ番組やCMの雰囲
「自分はちゃんと伝えたはずなのに、相手には正しく伝わっていなかった……」 そんなちょっとしたすれ違いからトラブルになる、なんてことは誰しも経験があると思います。 文字の世界でもそれは同じ。 手書きなら「書き間違い」や「字の形の癖」などで間違って伝わることがありますが、PCをはじめとした電子機器で文字を扱うことが多い昨今、 「同じ内容を見ているはずなのに、なぜか自分と相手で表示されている文字の形が違う……」 ということが起こりえます。 同じテキストを開いているはずなのに!これは怪奇現象?システムトラブル? いいえ。これは、PCで文字を扱う「仕組み」が関係しています。 PCで文字を扱う仕組みって何……?と追求していくと、アマゾンの奥地のごとく深い専門的なところまでたどり着いてしまうのがこの分野。 ひとまずこの記事で、具体的なトラブル例を見ながらざっくり理解し、つまずきやすいポイントを押さえまし
このたび、モリサワのnoteで「制作まわりのお役立ち情報」というマガジンを開始しました! 印刷・DTP・Web・UDなどを題材に、制作に関するさまざまな「お役立ち情報」を発信していきます。 かつてはモリサワサイト内で「Morisawa DTP Lab.」という情報発信ブログを別途運営していました。今回からはこのnoteに場所を変えつつ、引き続き不定期で更新していく予定です。 さて、マガジンの記念すべき第1回目である本記事は「フォントメニューの表示名」に着目し、フォントの仕様や選び方について解説していきます。 フォントってたくさん種類があって嬉しい反⾯、「何を使えばいいの……︕︖」と悩むことってありますよね。たくさんある中から、⽤途や内容にあわせて適切なフォントを選ぶ必要があります。 しかも、使いたいフォントを見つけていざ選択!となった時に、「同じようなフォントがたくさん並んでいる!?」と戸
突然ですがみなさんは、フォントを使う際に「ライセンス」の存在を意識することはありますか? 書体のあれこれをお話することはあっても、そのライセンスについて取り上げる機会は少ないかも、と気がついたモリサワnote編集部。実際、SNS上には「これって法的にどうなの?」という疑問や、「よくわからない……」「ややこしい!」といったつぶやきが多数みられます。 そこで今回は「社内でライセンス事情について一番詳しい人に聞いてみよう!」ということで、モリサワの法務担当を突撃! 基本的な事項から実際に起こりうる具体的なケースまで、あらゆる質問をぶつけてフォントライセンスにまつわる疑問を解消していきます。 ※2023年6月時点の情報をもとに記事を作成しています。最新の情報は必ずご自身で提供元のライセンスのご確認をお願いいたします。 1. フォントのライセンスとは?社内弁護士に会いにいったら、営業担当もやってきた
ぱっと何の書体か見分けるのが難しい「明朝体」。しかし一度魅力を知れば、そこは底無しのフォント沼……!今回は、2022年10月にリリースした明朝体 「霞青藍かすみせいらん」「霞白藤かすみしらふじ」のデザインが生まれるまで、を掘り下げます。 デザインの特徴「霞青藍」「霞白藤」の属する “明朝体” は和文書体のデザインカテゴリの1つで、“うろこ” と呼ばれるアクセントや縦画が太く横画が細いというコントラストが特徴のデザインです。 現在の明朝体は、明治の初めに日本にもたらされた金属活字を基礎に改良が続けられてきたもので、様々な表情を持った明朝体が製品化されています。 共通の漢字の骨格左:霞青藍 右:霞白藤「霞青藍」「霞白藤」の漢字は同じ骨格・字形を共有し、横線やハライの伸びやかさを強調したふところの締まった骨格で “オールドスタイル” に分類される書体です。 あわせて、楷書(※)由来の特徴を多く採
皆さんが、毎日何気なく目にしていると言って過言ではない「ヒラギノフォント」の文字。どこで使われているかを意識したことはありますか? スマートフォン・タブレット端末、テレビCM・テロップ、道路標識・サイン、雑誌・書籍・ポスターなど…。 国内のありとあらゆるところで利用されている「ヒラギノフォント」は、株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)が開発・提供している書体です。 シーンを問わず使いやすい定番書体をはじめ、2022年にはニュアンスのある新書体がお目見え。もはや現代のグラフィック制作には欠かせない存在ですよね。モリサワでは2010年からライセンス提供をしており、「Morisawa Fonts」では32ファミリー114書体をご提供中のほか、Webフォントサービス「TypeSquare」からも豊富なウエイトやスタイルのフォントをお使いいただけます。(202
邦⽂写真植字機の発明100周年の節⽬となる2024年に、写研書体がOpenTypeフォントとしてリリースされます。 2021年1月のプロジェクト発表を受けて、古くから写研、モリサワの書体に触れてきた方々から多くの反響をいただきました。 そして2022年11月24日、写研書体3ファミリーを改刻し、リリースすることを発表しました。 画像はまだ開発途中のデザインであり、一部変更になる可能性があります発表の舞台となったのは、2022年11月に行われた展示会「IGAS2022 国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展(以下IGAS2022)」。モリサワブースに設けられた「MojiTubeスタジオ」からオンライン配信を行い、全体監修を務める有限会社字游工房の書体設計士・鳥海修とりのうみおさむさんと、改刻を担当した同じく字游工房のタイプデザイナー・伊藤親雄いとうちかおさん、モリサワの原野佳純はらのかす
今回のフォント沼なハナシは、「タイポス」という書体について深掘りします。 ふところが広く図形的に整理された骨格と、縦画と横画のコントラストが特徴的なこのスタイルは今ではさまざまなところで目にするデザインですが、はじまりは60年ほど前、学生たちによって考えられた書体でした。 この「タイポス」という名前がつくファミリーは4種類あり、時代とともに形を変え愛されつづけるロングセラー書体となっています。 独自の設計思想とコンセプトで日本の書体デザインに大きな影響を与えてきたタイポスが、業界の変化とともにどのように発展してきたのか、そのあゆみを振り返ります。 一部書体提供:株式会社写研1. 写植時代明朝体でもゴシック体でもない “新書体”タイポスは現在主流となっている「デジタルフォント」以前の写植(写真植字)用の書体として1960年代に初めて発売されました。 今やほとんどの人がPCを所持し、授業や仕事
【note開設2周年特別企画】欧文フォントは簡単につくれるの? 7時間でフォントを作ってみてわかったこと。 2020年8⽉から数々のフォントにまつわる記事を投稿してきたモリサワnote編集部は、おかげさまで開設2周年を迎えました! 今回は特別記念企画として、欧文フォント制作の舞台裏やこだわりをワークショップレポートとインタビューの両面から、わかりやすくご紹介したいと思います。モリサワが大切にしている「使う人の目線で、書体をつくる。」というものづくりの姿勢は、和文フォントだけでなく欧文フォント開発にも受け継がれています。ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。 1. 7時間耐久欧文フォント制作チャレンジ某月某日、ここは編集会議が行われる会議室。何やらいつもと違う様子で鼻息荒く企画に臨んでいる編集部員がいます…。 みなさんこんにちは。モリサワnote編集部の担当Hです。私は現在入社3年目、主
ブックデザイナー 佐藤亜沙美さん特別インタビュー! 〜マトリクスで解析?!2022年新書体の「活かし方・組み合わせ方・使い方」〜 この秋モリサワでは、和文・欧文合わせて100ファミリー近い書体をリリース予定です。こんなにたくさんあると、どうやって使いこなしたらいいか悩む方も多いかもしれません。そこで今回はリリース直前の特別企画として、ブックデザイナーの佐藤亜沙美さんの視点で新書体の印象や使い方について語っていただきました!2021年10月に発行した先行公開リーフレットの制作を担当されたのも実は……。最後までお見逃しなく! ■お話を聞いた人 佐藤 亜沙美さとうあさみさん ブックデザイナー。1982年生まれ。2006年から2014年までブックデザイナー祖父江慎さんの事務所・コズフィッシュに在籍。2014年に独立し、サトウサンカイを設立。『Quick Japan』のアートディレクターを経て、20
新書体……この言葉を聞いてワクワクする方もそうでない方も、ぜひ最後までスクロールしていただきたい!!というのも今年はなんと、目で見て楽しいデザイン書体をはじめとする超充実のラインナップでお届けするんです。 この記事では、各書体の特徴と魅力を全力でお伝えしていきたいと思います。時間がない方は “目次” から気になる書体をクリックしてみてくださいね。 今回は【和文編】ということで、和文の新規書体をご紹介します。 通常和文を分類する際は ”明朝体” や “ゴシック体” といったカテゴリで分けますが、今回はグラフィカルな “デザイン書体” が多いため、より印象が掴みやすいように独自のジャンルで分けてみました。それがこちら! 大胆なデザインが多い「インパクト」、あどけなさや遊び心を感じさせるゆるっとした「ゆるポップ」、レトロ可愛い雰囲気を纏った「ロマン」、筆や活字の雰囲気を残したクラシカルな印象の「
今日は4月10日、フォン4ト10の日!というわけで、特別企画として大日本印刷株式会社の秀英体開発担当の方へのインタビューが実現しました! 明治初期から100年以上にわたり愛され続けてきた「秀英体しゅうえいたい」の歴史や改刻秘話から、現代のニーズに合わせた新たな取組みまでさまざまなお話を伺いました。モリサワでも以前から秀英体を提供しており、中盤のインタビューでは今年リリース予定の新書体についてもふれているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。 1.「秀英体」とは?秀英体は、日本を代表する総合印刷会社「大日本印刷株式会社」(以降、DNP)が独自に開発したオリジナル書体です。広辞苑や新潮社の書籍などに書体が採用されているほか、ポスターやパッケージなどでも使われており、秀英体を詳しく知らなくても無意識に目にしている方も多いと思います。 DNPの前身にあたる「秀英舎」は1876年(明治9年)に創業
新聞広告に「書体名」を掲載したのはなぜ!? ファミリーマートの新プライベートブランド「ファミマル」のパッケージデザインの舞台裏に迫る 新聞広告は時代を映す鏡…なんて言われますが、そこで使われているフォントも気になるモリサワnote編集部です。 2021 年10月19日朝刊に掲載された全面見開き(30段と言われます)広告に、社内がざわめきました。ファミリーマートの新しいプライベートブランド(PB)「ファミマル」をお披露目する内容です。 今回、その広告をきっかけに、パッケージデザインの舞台裏を追いかけてみることになりました! 2021 年10月19日掲載 読売新聞30段広告 より1. A1ゴシックの名が広告に!?冒頭の広告では「社内資料ですが、広告します。」とのコピーとともに、パッケージデザインのコンセプトやガイドラインが細かく紹介されています。よくよく見てみると、そこに「書体名:A1ゴシック
モリサワでは、MORISAWA PASSPORTユーザ様に向け「FONT COLLEGE」を不定期で開催しています。 2021年11月30日(火)にオンラインでの開催となったVol.8の講師は、アートディレクターであり大学教員でもある大里浩二さんと、グラフィックデザイナーでありライターでもある伊達千代さん。現代のフォントを取り巻く事情を多様な角度から知るお二人を迎え、デザインの対象が印刷物からWebや動画などへシフトを続ける現代において、より複雑性と重要性を増している「フォント選び」「フォント活用」の指針となる知識を、「フォントの教科書」と題しお話しいただきました。 本イベントは、2021年9月発売の「+DESIGNING Vol.52」に掲載された特集記事「フォントの教科書」をより深く掘り下げたもの。デザインとフォント選びの基本講義とワークショップに加え、著名デザイナーのフォント選択のセ
食欲の秋、芸術の秋、読書の秋…新書体の秋! というのも、モリサワでは例年秋頃に新書体をリリースすることが多く、今年も10月21日にリリースとなりました。ユーザーさんの反応が気になって仕方ない今日この頃です。 今回は、2021年度の新書体の中から「澄月ちょうげつ」についてご紹介します。開発メンバーへのインタビューでは、担当デザイナーに加えて、フォントの制作には欠かせない存在であるエンジニアも登場しますので、最後までぜひご覧ください。 1. 繊細かつスピード感のある行書風のデザイン書体まずは「澄月ちょうげつ」のデザインについて、簡単にご紹介します。 澄月は、繊細かつスピード感のある行書風のデザイン系筆書体です。 はね、にじみやかすれ、太さの強弱があり、正方形の枠にとらわれない伸びのある骨格をしています。筆の運びによって行書風に省略したり繋がりを持たせているのも特徴です。 書家さんが半紙に書いた
2021年秋にMORSAWA PASSPORTから「UDデジタル教科書体 筆順フォント」がリリースされます。(※MORISAWA BIZ+で2021年5月に先行リリース済み) そこで今回は、筆順フォントを含めたUDデジタル教科書体のラインナップについて、これまでの様々なインタビューへのリンクを交えてご紹介したいと思います。 1. UDデジタル教科書体 筆順フォント「UDデジタル教科書体 筆順フォント」はその名の通り、“UDデジタル教科書体” の “筆順フォント” です。 筆順フォント:書き順に沿ったストロークごとに一文字として、文字を書いていく過程を収録しているフォント。 UDデジタル教科書体 筆順フォントでは、小学生用と中学生用でそれぞれ以下の2タイプを用意しており、児童や生徒の学年に合わせて使い分けていただくことが可能です。 2020年4月1日に施行された小学校学習指導要領の変更にも対
今回の「フォント沼なハナシ」は、リリース目前の2021年新書体から一足お先に「あおとゴシック」のご紹介と開発秘話をお届けします。 リリースまでに少しでも新書体を身近に感じていただけたらうれしいです。 1.オンスクリーン向けの本文書体 あおとゴシックはスマートフォンやタブレットといったデジタルデバイス上での本文利用を目的に制作された書体です。 長文も自然に読める素直でクリーンな印象のゴシック体を目指して開発されました。 ウエイトは、ELからEBの7ウエイト展開です。 ELからDB までの5書体は長めの文章組での使用を想定し、漢字をやや小ぶりに設計して風通しをよくしています。 一方、B とEB では小見出しなどでの使用を想定してまとまりが出るよう、比較的タイトに設計しています。 とくに、本文利用を想定しているELからDBまでの5書体は、従来のゴシック体ファミリーに比べて太さの段階の差が少なく設
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