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STORES 予約 でエンジニアリングマネージャーをしている Natsume です。 STORES 予約 は10年モノの45万行、380テーブルある大きなモノリスの Rails アプリケーションです。 業種にとらわれない汎用的な予約システムであり、それらに対応するように複雑なコードベースになっています。また、ここ 1~2 年はプロダクト間連携を進めており、各基盤やアプリケーションともつなげていく開発を進めています。今後も新規プロダクトとの連携や機能開発を進めるには、少しでも認知負荷を上げずに開発しやすい状態を保ち続けるか、が重要だと感じました。 その課題感の中で、今回はモジュラモノリスを選択し導入をしましたので、そちらのお話をしたいと思います! 現状の課題感 私が入社した3年前から STORES 予約 の開発メンバーは3倍になり比較的新しいメンバーが多く、また古くからいるエンジニアも少数な
はじめに 2024年1月にリテール(ネットショップ・レジ)部門からサービス(予約)部門に異動になった @ucks です。 異動してからはスマートリストという機能の開発を行っていて、5月6日に無事リリースできたのと、開発途中で障害に至ってしまった部分があるので、裏側を少し紹介しようかなと思います。 はじめに スマートリストとは スマートリストの設計 検索の仕様変更 高負荷時のハンドリング そして障害へ 見逃した点 DBの実行計画確認時の見逃し 動作確認時の漏れ 監視先の漏れ ログの損失 おわりに スマートリストとは スマートリストの開発についての話を行う前に、まずはスマートリストについて簡単に説明しておきます。 スマートリストとは、特定の条件の顧客をラベリングする機能です。 早い話、最終予約日がいつ、予約回数が何回以上等の顧客の検索条件を保存しておいて、閲覧時にラベリングして、視認しやすくし
こんにちは、うしろのこです。直近1年ではVueから離れて、maja と呼ばれる組織管理基盤の新規プロダクトの開発をしていました。 プロダクトの話はこちら(maja)↓ note.st.inc 今回は、0->1における技術選定や開発中の工夫、結果どうだったかなどを書きます。 技術選定 初めに、前提条件は以下のような感じでした。 メンバーはReactの経験が豊富、フロントを触るのは多くて3,4人くらい 常にユーザー認証された状態で操作されるため、FE用のmiddleware的な層があるとうれしい toBアプリケーション せっかくなので使ったことのないものを使ってみよう、ということで、すでにWAFでの導入が進んでいたCloudflareの技術の採用をFEでも検討しました。少し触った感じではdeploy体験がよく、ローカル開発環境であるwranglerの出来も申し分なかったため、Cloudflar
2024年4月18日に『GitHub Copilot Enterprise 使ってますか? STORES での活用風景』を開催しました。イベントでお話した内容を文字起こし形式で紹介します。 hey.connpass.com Copilot Enterpriseを導入した経緯 hogelog:簡単に自己紹介させていただきます。hogelogです。技術基盤グループでエンジニアマネージャーをしています。よろしくお願いします。 waniji:佐々木と申します、ハンドルネームはwanijiです。開発A本部サービスGTMグループ所属、STORES 予約 のエンジニアをやっています、よろしくお願いします。 phayacell:山下です、ハンドルネームはphayacellです。エンジニアで STORES ネットショップ や STORES レジ のエンジニアをやっています。機能開発がメインです。よろしくお願
はじめに こんにちは、id:ahogappaです。 ここ最近ずっとRubyスクリプトのワンバイナリ化ついて模索しており、 zenn.dev zenn.dev 先日、ついにRubyKaigi 2024でこれまでの成果を発表してきました。 https://rubykaigi.org/2024/presentations/ahogappa0613.html#day2 speakerdeck.com 今回は、RubyKaigiで盛り込みきれず発表できなかった内容を、今後の備忘録としてもまとめてみようと思います。 RubyKaigiの発表について 簡単にRubyKaigiで発表内容について紹介しますと、 Rubyにおいてワンバイナリ化する用途・モチベーション 作ったGem(Kompo)の紹介 ワンバイナリ化する手法 今後やっていきたいこと について発表してきました。 今回私はワンバイナリ化ツールとし
こんにちは、技術広報のえんじぇるです。STORES はRubyKaigi 2024でNursery Sponsorとして、0歳(首すわり完了、生後3・4ヶ月頃)~12歳までを対象とした託児所の企画運営をしました。3日間で合計23名のお子さんをお預かりし、保護者の方がRubyKaigiに集中できる環境を提供できました。 Nursery Sponsorを選んだ理由とRubyKaigi 2024に向けた思いは、開催前に書いているので下記をご覧ください。 product.st.inc 本記事では実際にどうやったのか、どんな様子だったのかをお伝えします。カンファレンスやイベントで託児所の設置を考えている方の参考になれば幸いです。 準備〜実施までのタイムライン 12月下旬 Rubyプラン相当のカスタムスポンサーとしてNursery Sponsorを提案 RubyKaigiオーガナイザーからアクティビテ
STORESでフルタイムRubyコミッタをやっている遠藤(@mametter)です。 昨日は RubyKaigi 2024 の STORES ブースで開催していた企画 Ruby "enbugging" quiz の解説をしましたが、ブースでは Ruby Paper Craft というのも配布していました。今日はこちらを解説します。 STORES ブースで配布しているもの🎁 Ruby Paper Craft made by @mametter #rubykaigi pic.twitter.com/7tc62pZmkJ— STORES Tech (@storesinc_tech) 2024年5月15日 これは何 組み上げたらRubyっぽい形になるペーパークラフトです。 Ruby Paper Craftを組み上げた様子 遠藤が展開図を生成するプログラムを書きました。もちろんRubyで。そのスク
こんにちは、技術広報のえんじぇるです。 STORES は2024年5月15日(水)〜17日(金)に沖縄県那覇市で開催されるRubyKaigi 2024にNursery Sponsorとして協賛します。 託児サポートの詳細については下記サイトに記載しておりますので、希望される方はご覧ください。美ら海水族館に行くアクティビティも用意しています🐠 sites.google.com STORES がNursery Sponsorをやる理由 STORES は2023年7月にダイバーシティ方針を掲げ、多様な社員が「らしさ」や得意を生かすことで、顧客に価値を提供し続ける組織づくりを行なっています。多様な属性やライフスタイルを持つ人がエンジニアリングについて学べる・学びたいと思える社会に貢献することを目的として、2023年よりテックカンファレンスに「託児スポンサー」「ナーサリースポンサー」として積極的に
2024年2月13日に『YAPC::Hiroshima 2024 非公式ふりかえり会』を開催しました。イベントでお話した内容を文字起こし形式で紹介します。 hey.connpass.com 登壇者紹介 STORES hogelog:YAPC初参加 ヨヨイ:YAPCは3、4回参加経験あり hiromu:YAPC初参加 藤村:YAPC初参加 えんじぇる:YAPC初参加 スマートバンク 三谷:YAPC初参加、YAPC::Hiroshima 2024でベストスピーカー賞を受賞 nyanco:YAPCスタッフ 前夜祭の感想 hogelog:『YAPC::Hiroshima 2024 非公式ふりかえり会』を始めていきます。ぜひYAPCのスタッフだった方や登壇してた方などなど、喋ってもいいですよという方はぜひ挙手をしていただけると嬉しいです。 本日の登壇者側で喋る人を紹介させていただきます。私はhoge
こんにちは、STORES のPX部門IT本部でマネージャー兼コーポレートエンジニアをしている中野(@howdy39)です。 STORES では今年に入ってトヨクモ社の安否確認サービス2をエンタープライズプランで導入しました。 もともと安否確認用途としては別のクラウドサービスを使っていたのですが、下記のような理由でシステム切り替えを行いました。 メールを見ない人もおおいのでLINE連携ができるようにしたい(安否確認の回答スピードと回答率をあげたい) 災害発生時に安否確認通知を自動送信したい(初期対応に時間がかかる) アカウント発行・削除を自動化したい(運用コストをなるべくかけたくない) 本記事では、コーポレートエンジニアがセキュリティやAPIを考慮しつつ安否確認システムの導入を行うとどのような運用設計をするのか?という内容で書いていこうかと思います。 想定読者 安否確認サービスの導入をしよう
2023年9月26日に開催した『STORES.rb × Asakusa.rb』のトーク部分を文字起こし形式でお届けします。 hey.connpass.com STORES がRubyコミッターを迎えた理由 藤村:STORES.rb×Asakusa.rbにお越しいただきありがとうございます。よろしくお願いします。ご存知の方も多いと思うんですが、笹田さんと遠藤さんが STORES に入社されました!やったー!プレスリリースが9月1日に出たんですね。写真を撮りました。 www.st.inc 笹田:なんかプレスリリースに出る系エンジニアって言われました。 遠藤:入社時にプレスリリースを出すことを要求するエンジニアっていう。 一同:(笑) 藤村:こんな感じで記事も出しました、という感じで STORES に来ていただきました。 people.st.inc で、これはただの自慢なんですけど、遠藤さんが作
この記事は STORES Advent Calendar 2023 の30日目の記事です。 はじめに STORES 予約でエンジニアをしている望月です。 近年、Webアプリケーションのフロントエンド開発において、Reactなどのモダンな技術がリッチなユーザーインターフェースの実現を目指して頻繁に採用されるようになりました。 これに伴いRailsアプリケーションの開発方法も変化しています。 従来のRailsによるView層でのフロントエンド実装から脱却し、Railsは主にAPIサーバーとしての役割を果たす構成が増えてきました。 Railsを基盤に構築されているSTORES 予約でも、従来のRailsのView層の代わりにNext.jsを用いたフロントエンドのリニューアルが進行中で、バックエンドのRailsはAPIサーバーとしてのJSONによるリクエスト処理に注力しつつあります。 今回は、Ra
この記事は STORES Advent Calendar 2023 22日目の記事です。 こんにちは STORES 予約開発チームでエンジニアリングマネージャーをしています Natsume です。 昨今 Passkeys が各サービスで導入されており、勢いを感じています。 個人では 1Password のパスワードマネージャーを使っており、1Password が Passkeys 対応してから試しています。 Passkeys でのログインは ID/PW/OTP の autofill などに比べて 1step 省略される程度ですが、ログイン体験が良いと思っており、導入されていたらどんどん切り替えています。 ほどんどのサービスでは ID/PW との併用となっているケースが多く、セキュリティ面でのメリットを享受できるのはまだ先になりそうです。 個人的に Passkeys の実際の挙動や導入する時
Rubyist Hotlinksにインスパイアされて始まったイベント『Rubyistめぐり』。第4回はima1zumiさんをゲストに迎えて、お話を聞きました。こちらは前編です。 hey.connpass.com メイプルストーリーでタイピング力を鍛える 藤村:Rubyist HotlinksってコンテンツがRubyist Magainzeにあって、僕はそれを読んで「プログラマっていうのはこういう人たちなんだな」と、やや偏りのあるガイドを基に成長したところがあり、すごい好きだったんですけど、 また復活しないかなと思っているところでふと思いついてやり始めたのがRubyistめぐりです。なんと4回目ということで無事続いてて嬉しいなと思っています。 今回はima1zumiさんにお越しいただきました。Rubyコミュニティの方はご存知の通り、大活躍されているんですが、今日はどんなふうにima1zumi
*本記事は STORES Advent Calendar 2023 2日目の記事です こんにちは。セキュリティ本部のsohです。 「パスキー(Passkeys)」が具体的に何を指しているのか、パスワードに比べて何がセキュアなのかが個人的に曖昧だったため、FIDOのサイトを見てみると以下のような文章が目に付きました。 Why passkeys? Passwords are a problem. 「なぜパスキーを利用するのか? - パスワードが問題だからです」 出典: Passkeys (Passkey Authentication) なかなか挑戦的な記述だと感じるかもしれません。実際パスキーは他の認証要素と比較してどんな点が優れているのでしょうか。 今回は「パスキー」の利点について調べてみます。 パスキーを体験してみる そもそも認証って? パスワードの問題点とは 他の認証要素の問題点とは O
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