日本人には加入しない自由も脱退する自由も与えられていない﹁年金﹂。しかし、そんな年金には﹁定期預金﹂のごとく解約できる抜け穴が存在した。外国人労働者にだけ認められた﹁脱退一時金﹂の制度。この“天下のザル法”の異様な運用実態をご覧に入れよう。 *** ︻衝撃の証拠写真︼埼玉で問題の﹁恐怖のクルドカー﹂ ﹁これで崩れ落ちないのが不思議﹂ 日本の年金制度は﹁賦課方式﹂が採用されている。 年金を所管する厚生労働省の言を借りれば、賦課方式とは﹁年金支給のために必要な財源を、その時々の保険料収入から用意する方式﹂のこと。つまり﹁現役世代から年金受給世代への仕送りに近いイメージ﹂と説明は続く。 年金制度に対して不公平感を抱く人の大半がやり玉に挙げるのが、この賦課方式であろう。少子高齢化によって、年金制度で養うべき高齢者の数は増え続けるのに、その財源を負担する現役世代は減る一方。1961年に国民皆年金制度