日本発のコンピュータOSで世界シェアの約60%を占めるものがある。1984年にプロジェクトが開始された、組み込み型OS﹁TRON﹂だ︵現在、正式にはT-Kernel︶。このTRONを発案・牽引してきたのが東洋大学の坂村健教授だ。現在のIoTの先駆けとして国際電気通信連合︵ITU︶の﹁ITU150周年賞﹂も受賞している。未来をいちはやく構想してきた坂村氏に、世界に広がった理由などを聞いた。︵ジャーナリスト・森健、撮影‥塩田亮吾/Yahoo!ニュース 特集編集部︶ コンピュータを動かす基本的なシステム=OS︵オペレーティング・システム︶というと、Windows、macOS、あるいはスマートフォンのAndroidやiOSなど﹁情報処理用OS﹂が頭に浮かぶだろう。だが、名前こそあまり知られていないが、世界中の多様なコンピュータに関わる日本発のOSがある。﹁TRON﹂だ。﹁組み込み型OS﹂というタイ
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