﹁近頃の若いやつときたら…﹂という枕詞は、﹁なっとらん﹂と続き、さらに﹁わしが若い頃は…﹂と説教モードになる。これは﹁たらちねの→母﹂や、﹁とりあえず→ビール﹂と同様、慣用句として扱われるべき。したがってこの場合は、﹁母﹂や﹁ビール﹂と言いたいように、﹁わしが若い頃は…﹂と自慢話がしたいだけ。 そんなジジイババア連中も、﹁若いやつ﹂だったときがあり、その当時は、やっぱり﹁最近の若者は…﹂とやり玉に挙げられてた。そして、耳に痛い﹁なっとらん﹂部分を更生しないまま、オッサンになり、ジジイになる、オバサンになり、ババアになる。 ■昔から言われていた﹁最近の若者は…﹂ 変わったのはツラの皮の厚さだけという爺婆に向かって、﹁そのセリフ、大昔から言われてたんですよね﹂なんて返すと、途端に防御の姿勢をとる。自分がそう言われていたことと、その﹁欠点﹂がエエトシこいても直っていないことに思い至るのか、顔を真
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