経済と世界史に関するskypenguinsのブックマーク (2)
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この画像はネット上に出回っているもので、第二次大戦前の世界地図だとされている。日本とタイ以外の地域はすべて欧米の植民地であり、日本が植民地化されるのも時間の問題だった。だから、日本は反撃に出るしかなかった──。この画像には、しばしばそんな解説が添えられる。 しかし残念ながら、この画像はデマだ。 端的に言って、世界地図がこのような勢力図になった時代はない[1][2]。 日本が開戦に踏み切った理由は、経済的な側面を考えたほうが理解しやすい。戦前の日本は金属や燃料などの戦略物資のほとんどをアメリカから購入しており、常識的にはアメリカとの戦争は考えられなかった。ところが、盟友ナチス・ドイツがヨーロッパでのアウタルキー(自給自足経済)を確立しつつあることに触発され、自らもアウタルキーを目指した。これがアメリカによる経済制裁を誘発し、日本はますます自給自足を目指さなければならないという循環に陥り、戦争
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社会主義とは何であったか 社会主義のめざしたもの18世紀に唱えられたA,スミスの自由放任︵レッセ・フェール︶政策は、すべての人をhappyにしてく れるはずであった。たとえ人々が利己心にかられて行動しても市場メカニズムが働く結果、社会には一定の秩序がもたらされるというのである。スミスはこれを﹁神の見えざる手﹂とよんだ。しかし、実際には周期的な﹁恐慌﹂や﹁貧富の差の拡大﹂など、資本主義はさまざまな社会問題を生みだした。これらの問題をどのように解決するか。 解決の方法として二つのことが考えられる。一つは資本主義を改革・修正することによって解決を図るか、あと一つは資本主義そのものを否定し、社会主義社会を実現することによって解決する方法である。前者の道を選んだのがケインズの修正資本主義で,後者の道を選んだのがマルクスである。 マルクスはその著﹃資本論﹄︵1867︶の中で、資本主義という制度がいか
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