経済と政策に関するskypenguinsのブックマーク (2)
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﹁和牛商品券﹂という愚策が提案されてしまった理由 現在の農政劣化を象徴する前例なき政策提案。どうしてこんなことに…… 山下一仁 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹 安倍首相は3月15日の記者会見で、コロナウイルス対策として﹁日本経済を再び確かな成長軌道へと戻し、皆さんの活気あふれる笑顔を取り戻すため、一気呵成︵いっきかせい︶に、これまでにない発想で、思い切った措置を講じてまいります﹂、24日の参院財政金融委員会でも﹁前例にとらわれず一気呵成に思い切った措置を講じて強大な経済政策を実施する﹂と述べている。その政策の内容は十分に伝わってこないが、いつものように、威勢の良い言葉である。 自民党の﹁和牛商品券﹂提案 これに意を強くしたのだろう。自民党農林族議員から、“これまでにない発想で”、“前例にとらわれ” ない “思い切った措置” として、国産牛肉の商品券を交付することが提案された。 自民党
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消費税の増税をはじめ、税の負担が重く感じられる機会が多くなるのと同時に、その納めた税金が有効に活用されているのか、今まで以上に敏感になっておられる方も少なくないと思われる。視点を変えれば、税金を用いた﹁政策﹂がその費用にみあう効果を得られているのか、﹁評価﹂することの重要性がより一層増しているともいえる。 わが国の﹁政策評価﹂は、政策の必要性については定性的な評価が多く、アウトプット︵結果︶・アウトカム︵成果︶の指標についても、﹁それが経済的にどれくらいの価値があるのか︵貨幣価値に直してどの程度の額になるのか︶﹂という評価をしているものが少ないのが現状である。政策の効果を貨幣換算して、政策に伴う費用と比較する手法は﹁費用便益分析﹂と呼ばれているが、その普及が十分に進んでいない。また、政策担当者が評価も担当しているが、適切な動機づけや客観性の担保がなければ、評価することの効果が表れにくく、膨
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