このページは﹁トランスジェンダーと陰謀論﹂についてまとめた記事の﹁PART2︵後編︶﹂です。﹁PART1︵前編︶﹂から読むのをオススメします。 差別や陰謀論でよく使われるレトリック ﹁PART1︵前編︶﹂では、﹁トランスジェンダリズム﹂という言葉を中心に、トランスジェンダーと陰謀論の事例をざっくりと紹介しました。次から次へと飛び出す主張に整理がつかないかもしれません。しかし、案外と中身はワンパターンです。 すでに何度か触れていますが、反トランス論者の用いる﹁“トランスジェンダリズム”﹂という言葉自体が﹁レトリック﹂なのですが、これらの主張の多くはさらに細かい﹁レトリック﹂を駆使しています。﹁レトリック﹂とは、言語的な技巧のことです。詭弁のような論法であり、誤謬とも言えます。そしてその﹁レトリック﹂は使い古されたもので、すでに過去に別の差別で用いられた論法を流用しているだけです。 そのいくつ
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