将棋とコンピュータに関するsoratokimitonoaidaniのブックマーク (3)
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今日の日記は周回遅れの技術で作ったコンピュータ将棋の話です。 先日、﹁こまお﹂︵移転先はこちら︶というコンピュータ将棋を公開しました。こまおの特徴はとにかく弱いことです。攻めは遅く、受けはほとんどできず、筋は悪く、一手詰すら見つけられません。その上、平手から10枚落ち︵玉と歩だけ︶まであるので、10枚落ちを選べばほとんどの人が勝てるでしょう。アルゴリズム的にも数世代前のものを使っており、しかも、わざわざ駒損する筋を選んだりします。 なぜ、そんなコンピュータ将棋を作ったのか。それが今日の日記の本題です。昨年末だったと思いますが、プロ棋士の遠山五段がニコニコ動画の生放送で、コンピュータ将棋について﹁人を育ててくれるようなコンピュータ﹂について言及していた憶えがあります︵ちょっと記憶が曖昧なのですが︶。そのときは、将棋の道場は人手不足でルールから教えなければならない人はさすがに教えていられないこ
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マイナビは、今年3月~4月にドワンゴ主催で開催された、5人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う将棋棋戦﹁第2回 将棋電王戦﹂の激闘を振り返った書籍﹃第2回電王戦のすべて﹄(価格:1,554円)を7月25日に発売した。 ﹁第2回 将棋電王戦﹂は、動画サービス﹁ニコニコ生放送﹂でも生中継され、番組の総視聴者数が延べ200万人を突破、総視聴者数は486,430人、総コメント数は739,779件と、いずれもニコニコ生放送の将棋番組史上、最高値を更新。大盤解説が行われた六本木・ニコファーレにも開場直後から大勢の立ち見が出るなど、盛り上がりは最高潮に達していた。3月23日~4月20日と約1カ月にわたった﹁第2回 将棋電王戦﹂は、プロ棋士1勝3敗1分という結果で閉幕したが、本書ではいずれも激闘となった対局をさまざまな視点から振り返る。羽生善治三冠の開幕直前インタビュー、先崎学八段、河口
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チャンスを得た三浦、リードを狙う 先制攻撃をかけることを、将棋用語で﹁仕掛ける﹂という。電王戦第5局は序盤戦を得意の展開に持ち込んだ三浦弘行八段が、いつ、どう仕掛けるかに注目が集まっていた。 だが、先に仕掛けたのはGPS将棋のほうだった。 ﹁変な手、来たね……﹂ 控え室で戦況を見守る棋士たちから、戸惑いの声が上がる。それは、見るからに違和感がある仕掛けだった。プロでなくても将棋を熱心に学んだことがある者なら、このような仕掛けはうまく行かないと直観的に捨ててしまう類の手順だ。 終盤戦での、玉が詰むかどうかという読みでは、人間はすでにコンピュータの敵ではない。目的が明確なときの演算能力こそコンピュータの最大の強みだ。 しかし、まだ目的が漠然としていて読みを絞れない序盤から中盤にかけては、人間にアドバンテージがあるとされている。経験によって培われた直観、すなわち大局観が、考え方の方向を教えてくれ
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