麻生太郎財務相は29日の参院財政金融委員会で、米国を除く11カ国による環太平洋経済連携協定︵TPP11︶が署名されたことについて﹁日本の新聞には1行も載っていなかった﹂などと述べたが、事実とは異なっている。 参院会派﹁国民の声﹂の藤末健三氏の質問に答えた。麻生氏はTPP11について﹁日本の指導力で、間違いなく、締結された﹂と説明した上で、﹁茂木大臣が0泊4日でペルー往復しておりましたけど、日本の新聞には1行も載っていなかった﹂と発言。さらに﹁日本の新聞のレベルというのはこんなもんだなと﹂﹁みんな森友の方がTPP11より重大だと考えている﹂とメディアを批判した。 しかし、TPP11はまだ締結されていない。国会で協定が承認され、関連の手続きを終え、協定寄託国であるニュージーランドに通知した時点で﹁締結﹂になる。また茂木敏充経済再生担当相が出席した署名式の開催地はペルーではなく、チリの首都サンテ
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