何気なく放送大学をつけていたら公開鍵暗号の話をしていた。 妻﹁この話、何度聞いてもわかんないのよね﹂ 僕﹁え、どこがわからない?どこまではわかってる?﹂ 妻﹁平文はわかるけど、鍵を共有するとか秘密にするとか、署名するとかがよくわからない﹂ 僕﹁あー、鍵に例えているのが逆効果なのか﹂ ﹁鍵﹂をNGワードに指定 僕﹁じゃあ﹃鍵﹄という言葉を使わずに説明してみよう。暗号って﹃平文を暗号文に変換する方法﹄で伝えたい文章を暗号文に変えて送り、受け取った人はそれに﹃暗号文を平文に戻す方法﹄を使って元の文章を得るわけだ。その目的は、途中の通信文が敵に取られたりしても通信の内容がバレないようにするため。﹂ 妻﹁うん﹂ 僕﹁昔の暗号化の方法は、片方の方法がわかるともう片方の方法も分かった。例えば﹃アルファベットを後ろに1個ずつずらすと平文に戻せます﹄って教えてもらったら、﹃なるほど、前に1個ずつずらせば暗号