人間らしさの表現、苦手 人工音声に﹁癖﹂を追加 表現力磨いた技術次々 バーチャル歌手﹁初音ミク﹂などの登場で、一気に生活に浸透した人工音声。ただ、聞く人に無機質な印象を与えがちな発展途上の技術でもあります。用途が広がる中で、いかに感情豊かに聞こえるよう工夫するか、技術開発が盛んになっています。最近では﹁萌える﹂音声の特許をめざす動きも出ています。 人間らしさの表現、苦手 大手ゲームメーカー﹁カプコン﹂東京支店︵新宿区︶で、12月8日に発売されたばかりのニンテンドー3DSソフト﹁めがみめぐり﹂を見せてもらいました。 交通系ICカードと連動し、利用した駅や買い物に応じて見習いめがみのキャラクター﹁ツクモ﹂と、ゲーム内で多彩な対話ができるのが売り。 ストーリーに合わせ、ツクモは全てのセリフを人工音声で読み上げます。さらにプレーヤーが入力した﹁呼んで欲しいあだな﹂や﹁好きな食べ物﹂なども、自然な発