NHKの看板である大河ドラマ「軍師官兵衛」が、思わぬ選挙余波に揺れている。最終回が予定通りに放送されない可能性が高くなったためだ。 安倍晋三首相が21日に衆院を解散し、衆院選が12月2日公示、14日投開票の日程となった場合、14日午後8時からの「官兵衛」の最終回は、開票作業と選挙特番が始まる時間と完全に重なる。最終回は拡大版で60分の放送が予定されている。 NHKの木田幸紀理事は19日の総局長会見後、「さすがに『官兵衛』をそのまま放送するわけにはいかない」とし、「通常の放送なら45分前倒しできるが、最終回は拡大枠なので1時間前倒しにすると7時のニュースが放送できなくなる。翌週にずらすにしても、年末の特番編成になっている……。何とか調整するしかない」と語った。 BSプレミアムでは予定通り14日午後6時から放送する方針だという。(後藤洋平)
NHKは12日、Eテレで放送予定だった番組の出演者が、参院選の候補者を応援する写真がインターネット上に掲載されたとして、この番組の放送を急きょ取りやめた。「選挙期間中は政治的公平性に疑念を持たれないよう配慮しているため」としている。 番組は毎週金曜夜に放送中の「Eダンスアカデミー」。子どもたちにダンスを教えるためレギュラー出演している人気グループ「EXILE(エグザイル)」のメンバーが、自由民主党の比例代表候補者と並び立つ様子が、候補者のブログやフェイスブックで8日付で公開されている。 NHKは来週19日の放送も取りやめ、参院選終了後の26日から再開する。 問題の写真は、候補者とエグザイルのメンバーのツーショット。候補者は自身のポスターを持ち、メンバーは「がんばって下さい!!」と書き添えたサインを掲げている。今回の参院選からネット利用が解禁されて、候補者は公示後も、選挙活動の様子を自
衆参ねじれ国会を受け、日銀総裁など国会同意人事の行方が注目されているが、NHK(日本放送協会)の平成20年度予算案も懸案として浮上している。NHK予算案は衆参両院の承認が必要だが、同意人事と同じく衆院の優越規定はなく、野党が多数を占める参院で承認されなければ、7月1日に放送中止に追い込まれる可能性さえある。最終的には、そうした事態は回避されるとみられるが、NHK職員の一連の不祥事もあって、予算案はすんなり承認されそうにない。 NHK予算は放送法に基づき、毎年3月末までに事業計画とともに国会の承認を受けることが義務づけられている。歳入関連法案(日切れ法案)とは違って、承認されなくても6月末までの3カ月間は暫定予算の執行が認められているが、さまざまな制約を伴う。 暫定予算期間中は、新規事業の実施は難しく、受信料の値上げなどは一切不可能。また、現在着々と進めている地上デジタル放送中継局の整備も中
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