富山県は29日、砺波市高道の飲食店﹁柿里本店 花御堂﹂でヒラメの刺し身を食べた30~80歳代の男女18人が、食中毒になったと発表した。 患者から寄生虫﹁クドア・セプテンプンクタータ﹂を検出したため、県は同日、食品衛生法に基づき同店を1日間の営業停止処分とした。クドアによる食中毒で営業停止は県内では初めて。 県によると、患者は24、25日に同店で食事をした後、 嘔吐 ︵ おうと ︶ や下痢などを発症した。全員が快方に向かっているという。 クドアはヒラメにつく寄生虫で、肉眼では確認できない。食中毒を防ぐには、氷点下15~20度で4時間以上冷凍するか、75度以上で5分以上加熱して死滅させる必要がある。