﹁おもしろさ﹂最優先のマインドが技術力を高めてきた ――フィーチャーフォン用のゲームというと、“簡単・お手軽”というイメージが一般的だった中、﹃神撃のバハムート﹄は細部まで徹底して作り込まれていて、話題になりました。御社は創立当初から、ゲーム開発に対しては、どういったスタンスで取り組まれていたのでしょう? 芦原渡邊︵代表取締役社長・渡邊耕一氏︶と木村︵専務取締役・木村唯人氏︶と私は、もともと同じ会社でプレイステーション3など、家庭用ゲームの開発に取り組んでいました。当時は、家庭用ゲームでは自分たちがやりたいと思えるゲーム機をなかなか作ることができない状況だったのですが、そんなときにソーシャルゲームという分野に興味を持ったんです。﹁この分野でいま、自分たちが持っている経験を活かせば、ヒット作が生み出せるのではないか﹂と思いました。 渡邊は前職でもソーシャルゲームをヒットさせていたのですが、そ